クタクタになった東プレ Realforceを蘇らせた

最高に手に馴染んでるキーボード

パソコンで文字を打つ機会が多い。仕事もSNSもブログもメールも、毎日何かしらの文字を打っている。
だから、速く打ちたい。快適に打ちたい。なるべく疲れずに打ちたい。

そう思って、タイプ品質にこだわった定番のキーボード「Realforce」に手を出したのは2008年頃。
安定感抜群の本体に、軽くてしなやかなキータッチ。これがとにかく気持ちいい。
あれから4台、RealForceを買い続け、いまだに愛用している。
この打鍵感が素晴らしい。

古式ゆかしい「PC/AT互換機」「DOS/V機」とでも言いたくなるルックス。
MacのスタイリッシュなMagic Keyboardからは遠く離れた飾り気ナシのストイックなデザイン意匠は、まさにザ・業務用
そこが最高に気に入っているところ。

これは日本語108キーボードで、USB接続、45gモデルの「Realforce108UH」という機種。
DAWやスプレッドシートをよく使うので、やっぱりテンキーは必要。ベーシックモデル。

今は後継機種が出てる。

R2という世代になって、耐久度がさらに向上したらしい。

それでもまだまだ使い続ける前世代モデル。
この青色LEDなインジケーターが無ければ、最近のキーボードって思えない。

定期的なメンテナンスで蘇る

そんなRealForceも、5年も連続で使ってると、徐々に打鍵感が劣化してくる。
キーの押下時のカタカタ音が大きくなり、たまに「キィィ」と擦れたような音がする。

いくら抜群の耐久性とはいえ、機械ものの宿命。メンテナンスが必要だ。

Realforceの特徴は、本体はスナップだけで組み立てられていること。
つまり、簡単に分解できてしまう。(特に初代)

最初にフレームを外したら、この治具を使って全てのキートップを外す。

スポッ、スポッと面白いようにキートップが抜ける。

全てのキートップを中性洗剤にて洗浄。
こんなこと、できるキーボードとできないキーボードがあるよな~、なんて思う。
長年のタイピングでこびりついた汚れ(主に自分の手垢)を根本的に落とすのは気持ちいい。

キーの数が多いので少し忍耐力が必要な作業だ。

水洗いしたキートップを乾燥させている間、基板の掃除。
キーの隙間からゴミや髪の毛が落ちてここに溜まってしまうので、ブラシやアルコールティッシュなどでくまなく掃除。
鉄素材の部分はどうしても錆が出てしまうけど実用に問題なし。

表面にはキートップを支える機構(ハウジングとプランジャ)がある。
ここが可動部分で、グリスアップすることで不快な音が消え、キータッチが回復する。

今回はクレの接点復活スプレーを塗布。
全てのキーのハウジングとプランジャの隙間に、少しずつ塗布するだけでOK。

新品の時のフェザーなタイピング感が戻ってきた!
水洗いしたキートップも気持ち良い。

こうやってたまにメンテナンスするだけで、半永久的に使える気がするRealforce。
WindowsユーザーMacユーザー問わず、キーボードをたくさん使う人に是非おすすめします。

Windowsユーザーにはこれ。
指の位置ごとにキーの重さが微妙に違うモデル。

Macユーザーにはこれを