
SPEED LIMIT 140 BPM +というUKのMoonshine Music系列からリリースされていたコンピレーションのシリーズがあるのですが、とにかくこのコンピが好きです。
第1弾のVol.1は1993年頃にリリースされ、そこからシリーズとしてはVol.8までリリースされ、2001年にNew Eraとしてリバイバルリリースされてる模様です。
- Speed Limit 140 BPM+: The Sounds Of London Hardcore Techno (1993)
- Speed Limit 140 BPM+ Two: More Sounds Of London Hardcore Techno (1993)
- Speed Limit 140 BPM+ Three: The Joint (1993)
- Speed Limit 140 BPM+ Four (1994)
- Speed Limit 140 BPM+ Five (1994)
- Speed Limit 140 BPM+ Six: The Joint II (1995)
- Speed Limit 140 BPM+ Seven: The Return Of The Ultrabeat (1995)
- Speed Limit 140 BPM+ Eight: On The Happy Hardcore Tip (1996)
このコンピのシリーズは、当時最もテクノが熱かった時代のUKの空気を直接伝えるような生々しさと泥臭さが最大の魅力で、1993年にリリースされたVol.1にはまだまだアホっぽいレイブシンセや踊りにくい(無茶苦茶な)ブレイクビーツの嵐のような楽曲ばかりで、大好物とするところです。この流れがVol.3まで続くのですが、1994年にリリースされたVol.4からは当時突然変異のようにシーンを席巻したジャングルビートを大幅にフィーチャーし、食傷気味であったハードコア・テクノからジャングルに過渡していく模様がはっきり分かります(Vol.3くらいでその片鱗はあります)。そしてシリーズ最終作であるVol.8ではハッピーハードコアとして結実していく様が聴き取れ、当時の変化の早いUKテクノミュージックの空気をリアルタイムにコンパイルしたシリーズとして、とても興味深い物があります。
一度ジャングルに行ってしまったらもうハードコアテクノに戻って来ないという、その儚さ、切なさが良いですね(笑)
日本版はおそらく出ていないのでこのシリーズをみかけることはあまり無いのですが、特にVol.1?Vol.3までの流れは非常に重要で、これがSPEEDKINGシリーズに大きな影響を与えていることは確実です(笑)
SPEEDKINGシリーズも、回を追うごとに、Speed Limit 140シリーズと同様、その時流行った時代の空気を柔軟に取り入れて進化していく(無理にでも)ことをコンセプトとしています。2008年にリリースされたSPEEDKING Vol.1は、まさにこのコンピレーションシリーズへの、15年後の日本からの回答のつもりで制作しました。まあ、Moonshineの中の人には伝わらないとは思いますが...
現在、SPEEDKING Vol.1はAmazonなどの一般流通分は全て完売し、7月現在在庫があるのはSweepRecordSHOP、PowerDJ's、GUHROOVYとなっています。どこも残りわずかだそうですので、まだ未入手の方はこの機会に是非。
そして、この秋リリースに向けてSPEEDKINGコンピレーションの新作を制作しています。SPEEDKING RADIOでも触れましたが、次回作は「8-bit RAVE」と銘打っており、8bitスタイルでデステクノをします。また無茶な企画ですが、今までにない物となるでしょう。参加アーティストなどの詳細は、近日中に公表致します。ご期待下さい。
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