「ポッドキャストをやる理由とは?」

こんにちは。昔、TUBEがミュージックステーションに出演した時、前田さんが「僕らの曲は夏の曲ですけど、作るのは冬の寒い時期なんですよ。だから自宅にサウナを設置して、その中で汗だくになりながら曲を書くんです」と言っていて、ミュージシャンになるのは大変だと思ったBUBBLE-Bです。

そう、ミュージシャンは大変。
CDを売るのも大変だし、ライブの集客だって大変なのだ。

「もっとたくさんの人に聴いてもらいたいです」と言うミュージシャンは多いが、では、そのために何をすれば良いのだろう?
良い音さえ作っていれば勝手に売れる? 良いライブ/DJさえしていれば満員になる?

残念ながら、ならない。

なぜならば、他に良い音を作ってるやつはいっぱいいるからであり、他に良いライブやDJをするやつもいっぱいいるからである。

でも、「お前の代わりはいっぱいいるんだぜ」というのとは違う。そこが音楽の良い所だろうと思っている。競争ではなく、誰もがオンリーワンなのが音楽の素晴らしいところだ。そしてその音楽を求めている人は必ずどこかにいると信じている。

ただ、玉石混交のインターネットの中では、埋もれるか? 届くか? というところをしっかりやらないと、即、埋もれる。
何もしないと誰にも気づかれない。当然その音楽を求めている人にも届かない。

Twitterをやれば良いのか?
Facebookをやれば良いのか?
ブログを書けば良いのか?

そこは迷う所ではない。全部やって当然だからである。
パソコンやネットが苦手でガラケーしか持っていなくて、これらを何一つやってないミュージシャンがいたとして、そいつとどう巡り合うのか?を考えてみて欲しい。タウンページでも見ろってか。

ただ、これらはようやく他と並んだに過ぎなく、TwitterやFacebookやブログを書いただけでは、その音楽を求めている人に届くことはまれである。だが、やらないよりは相当マシである。

何せ今は情報が多すぎるのだ。多すぎる情報の中で目立つには、マスに選ばれてテレビや雑誌に載るか、お金を払って広告を打つか、自らメディアを作るかしかない。

そう思った時、ポッドキャストで番組を作って定期的に配信することを決心した。その中で毎回いろいろなゲストを呼び、面白いトークをして、新しい曲とこれからのイベント予定を告知していこうと。そうして7年前の2008年、ポッドキャスト「SPEEDKING RADIO」が開始した。

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音楽をやっていると、様々な人と知り合える。皆、それぞれジャンルが違う。それぞれのジャンルやテリトリーで、リスナーも違う。
iTunesなどで試聴登録して定期配信できるポッドキャストでいろんなジャンルのゲストを呼んで番組を続けたら、リスナーをシャッフル出来て、番組リスナーが増え、メディアとして成長できるのではないか?
というのがポッドキャストの意義である。

番組を始めて数ヶ月後には「聞いてますよ~」と言われることも増え、徐々に手応えを感じた。
特に、これまでリスナーが知る機会のあまりなかったような異ジャンルのアーティストの面白さも伝えることが出来るようになった。

「SPEEDKING RADIO」は諸般の都合で2011年に終了し、直後に新番組「これ、食えますか?」を開始し、今に至っている。

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毎回色んな音楽ジャンル(たまに音楽以外)のゲストを迎えてトークをし、最新情報を伝えるというスタンスは、2008年からずっと変わっていない。SPEEDKING RADIOからの通算配信回数は、280回にも達している。

周りには、こんなにもエキサイティングで面白いことをやっている人達がいる。それを伝えたい。その音楽を求めている人は必ずどこかにいると信じている。
そしてまだまだ自分達も音楽を続けている。曲を作り、ライブやDJで出演する。自分達の活動を少しでも届けたい。

少しでも聞きやすくするため、録音したトークの音声は毎回EQやコンプレッサーなどで処理もしている。急に音量がでかくなったり、小さすぎて聞こえないということは無いはず。曲にはその処理をせず、元の曲データのまま高音質で配信。

まあ、ダラダラと喋ってる時もありますが…(汗)

是非、iTunesにポッドキャストの登録をして、聞いてみて欲しい。

下のバナーをiTunesにドロップすると「BUBBLE-B・m1dyのこれ、食えますか?」のポッドキャスト試聴登録が出来ます。