初対面の人への自己紹介

  • 2018年5月14日
  • 雑記
  • 0件


初めて会う人に、自分のことをどう伝えるか? いつもなかなか難しい。

口頭で自己紹介するなら、肩書は1つだけ言うに限る。2つ以上何か言っても、相手は混乱する。
人がその場で理解するのは、人一人に対してその人のやってることは1つ、だけだ。

でもそこにいる第三者が、僕のことを「こういう活動もしてる」「ああいう活動もしてる」と口頭で紹介することにより相手が混乱し、まともな自己紹介ができなくなるので、自分で名刺を作るしかなかった。

クラブなどの音楽的な場所で自己紹介をする時。
ライターさんやブロガーさんが多くいる場所で自己紹介をする時。
四川料理や麻婆豆腐の愛好サークルで自己紹介をする時。
旅先のゲストハウスで知り合った人に自己紹介をする時。
それぞれのTPOがあるけれど、名刺は共通のこれである。

音楽的な場所で「DJです」と自己紹介するのは簡単だ。周りもどうせDJだらけだし、紹介された側もDJかも知れない。
しかし、そこで「1号店トラベラーです」と自己紹介すると、あまりの異質ぶりに「は?何それ?」となるのは想像に容易いだろう。

そこで「DJです」としか言わなければ楽なのだが、そこにいる誰かが「1号店巡ってて~」と僕のことを紹介してくれることが多くて、僕はもうシンプルには生きられない。

本当は肩書きは1つだけにするのがベストだ。
「自分はこれなんです!この人生を歩んでるんです!」と言っていれば相手の認識も早い。
でもそれをする要領の良さや度胸が無いので、色々書いた以上、毎回説明しなければならない。

いろいろ説明した挙句、相手には「何だか分からないけど凄いね」という漠然とした感想を持たれる。そりゃそうだ。
そして必ず、「これで食ってるマルチな人」と思われ、こういう言い訳をする。

「実は会社員ですねん… ここに書いてること、全部趣味ですねん… 副業にもならず、全部赤字ですねん…」
またここで相手は驚く。「どんな会社員やねん」と。

日本では特に、「人生=仕事」であり「肩書き=食い扶持」と理解される傾向にある。
じゃあもう、名刺に「会社員」とだけ書いておくか、いっそ会社の名刺を渡せば良いのだ。

でも、自分の会社名刺を遊びの場で渡しても何も意味が無い。
「代表取締役社長」とかのカッコイイ肩書きがあったりして肩書きモテしたいとか、フリーランスの人が少しでも人脈を!仕事を!みたいな下心があれば別だが、当方、何もないドメスティックな会社員である。

自分のことをどう伝えるのが良いのか?