最高の駅そばを求めて、たどり着いたのは!?(2/2)

最高の駅そばを求めて、たどり着いたのは!?(2/2)

前編はこちら

駅そばが好きだ。
鉄道の駅を行き交う人々が、短い時間の中でサッと食べるそば。
そんな駅そばは、そばの本場である信州に行くとどんな味があるのか?を追って、青春18きっぷで出かけてみた。

DAY 2!さらに北上してみる


さて2日目!
昨晩は瓦RECORDで予定外の夜遊びをしてしまったので、ちょっと寝坊しつつも、松本駅で18きっぷ4個目のスタンプを押してもらう。

ここからは篠ノ井線(しののい線)の普通電車「みすず」に乗って、長野まで!

そして長野駅で一旦下車! こちらは善光寺口の駅舎。ネオ・和風建築がイカす!

長野駅の駅そばと言えばここ「信州そば ナカジマ会館」!

じつはめちゃめちゃ歴史のある駅そば屋さんであります。
旧長野駅時代からあって、一時期の休業期間を挟んで、新しくなった長野駅にて復活したとは。ドラマチック!

メニュー構成はこんな感じ。駅そばのスタンダードなラインナップに加え、「信州きのこそば」なる気になるメニューがあったのでオーダー!
430円でっせ?

新駅舎になってオシャレな店が多い中、立ち食いオンリーの割り切った店内に、気分がアガる!

長野の七味唐辛子といえばこれ、八幡屋礒五郎!
長野県内だったらどこに行ってもこれがあります。

そうそう、テンホウの七味唐辛子も八幡屋礒五郎で、テンホウとのコラボラベルなのでした。

そしてこれが「信州きのこそば」!!

ちょっと甘めの味付けがされたキノコと、なめたけらしいヌメヌメ感、そしてアクセントのきくらげの組み合わせが最高!
食べ応えありました。
これが立ち食いで430円で出されるなんてスゴイ!

ここからもっと北上!飯山線で銀世界に突入

下車時間は30分。すぐに次の列車に乗ります。
10時29分、飯山線の越後川口行き普通列車!

ここから先は非電化のディーゼルとなり、1時間に1本あるか無いかの単線ローカルの世界であります。

味のあるお寺を発見。蓮駅にある永国寺というお寺のようだ。

途中の戸狩野沢温泉駅で、後ろの1両が切り離され、いよいよ1両編成となるので、前の車両に移らなければならないというイベント発生。

ここが切り離されるわけですね。

ついでに対向列車とすれ違ったりして。

そしてひたすら、千曲川沿いをグイグイと北上していくのだが、途中からどんどん雪景色に。

ファー!

寒そー!

銀世界!

こんな感じでした。

へぎそばの街、新潟の十日町へ

3時間近く乗って、やがて新潟県の十日町駅に着いたので、ここで降りることに。

そう、十日町といえばへぎそば。へぎそばと言えば…?

小嶋屋! 十日町駅から歩いて10分くらいの所に店舗があります。

ちゃんとした(?)へぎそばのメニューもあるけれど、ここは…

地元の人向け(?)のメニュー「小雪」をオーダー!
小嶋屋の重厚で上品なイメージを覆す、ポップな追加メニューがたまらない。というか、安い!
明石の湯での人気メニュー、とのこと。明石の湯という温泉があるのかな?

そばはへぎそばで使われてるのと同じものとのこと。

これが「小雪」! 重に入ってて、ミニざるそばと天丼のセットであります。

おお、さすがの小嶋屋のそば!
麺の弾力が違う。噛むと、ピョコって一旦跳ね返されるような独特のコシ。なかなかこんなコシのあるそばは無いと思う。
そしてそば感も絶品!

こちらは天丼サイド。魚沼のコシヒカリは当たり前、そしてエビ天もしっかり美味しい!
漬け物の野沢菜も最高でした。これが870円は素敵!

十日町の駅前は古い商店街という感じで若干寂しいのだけど、郷愁があります。

このスナック、カラオケの機材はTR-909とTB-303、そしてJUNO-106だという噂! (妄想)

超快速とはなんぞや!?

ここから先は「ほくほく線」に乗ります。JRとは違い第3セクターなのできっぷを買う必要があり。
駅のJR側の出口からほくほく線側の入り口までは、地下通路を渡っていく必要あり!

ほくほく線の待合室に飾られていたクリスマスツリーに、何やらゲットー感のある短冊が。
だめですよ!

ここから、越後湯沢まで行くのですが、1日に1本だけ走るこいつに乗れる。

「超快速」!!!

その快速、新快速でも、特別快速でも、通勤快速でもなく、「超快速」。最高のネーミング!
列車の愛称は「スノーラビット」号と言う。

この超快速というのは、快速なのに特急並の速度でブッ飛ばすぜ、駅も全然停まらんぞ、というやつで、始発駅の直江津から、途中この十日町だけ停車して、一気に越後湯沢まで駆け抜けてしまうという暴走ウサギだ。

ほくほく線内の表定速度は99km/hといい、これはJR西日本の新快速よりも速くて、日本一速い快速電車とのこと。期待が高まる!

基本、単線のほくほく線だけど、十日町駅は特急通過用の線路とホームの上り・下り用の線路の3線が引かれているが、北陸新幹線が開通してからはここを走っていた特急「はくたか」号は廃止となってしまって、特急用の線路は錆が浮いている。もう一度特急よカモン!

やってきた超快速 スノーラビット号!
お前か!お前だったのか!

単線でカーブやアップダウンがあるジェットコースターみたいな市街地を抜けたら、もうひたすらトンネル。
ここから超快速の本領発揮! 飛ばす飛ばす飛ばす!

110km/hをマーク!ただいま最高速度であります。はえーー!

日本で一番面白い駅は?と聞かれたら、ここ

あっという間にたどり着いたのは、越後湯沢駅!

この駅のお土産コーナーや、駅ナカのグルメやアメニティの充実度は、素晴らしいものがあります。
新幹線も停まるし、この時期はスキー客で嫌でも人が集まるおかげで。

こういうアメニティが大充実してるという意味で、日本一面白いと思う空港は新千歳空港、日本一面白いと思う鉄道駅は越後湯沢駅、だと思っております。

日本酒販売コーナーが凄い。これだけ気合いの入った品揃えをする駅は他に無いかも。

醤油のラインナップも物凄くて、テイスティングまで出来る。
醤油のテイスティングが出来る駅なんて他にどこにある!?
テイスティング大好きベンチマーク野郎の僕向け!

500円でベロンベロンに

やっぱり何といってもここ「ぽんしゅ館」!

日本酒のテイスティングが出来るところであります。

入り口で500円を払えば、メダル5枚とおょこ1つを渡される。
「ポ」と書かれたおちょこが可愛い。

ドーーン! これ全部、日本酒!

狂気の佐多岬!

情報が多すぎてヤラれてしまう!

飲みたい銘柄の所におちょこを置いて、コインを入れてボタンを押せば、おちょこの分だけ酒が注がれるというシステム。
色んな銘柄があって、それぞれ純米とか吟醸とか、日本酒度とか度数とかの違いがあり、その味の違いを飲んで味わえる。
色々と5杯飲んだけどそれぞれ全然違う味で、日本酒の奥深さの一端を知れる!!

そして5杯も飲んだら酔ってしまうという。

ここには塩のテイスティングコーナーもある。有料でキュウリも売られていて、塩をテイスティングする時の媒体として食べることができる。
面白いなぁ…

ゲー

駅から少し歩けば、レトロな共同浴場あり。
400円で、ちょっと熱めのアルカリ単純泉。ガッツリと暖まれる!

4杯目のそばは越後湯沢の駅そばで!

さてラストのそばはここ!
越後湯沢駅の駅そば「湯沢庵」!
立ち食いスタイルです。

メニューはこんな感じ。「湯沢ぜいたく」「雪割り」とか気になるけど、ここは「山菜」行ってみよう。

これが越後湯沢駅の湯沢庵の「山菜そば」!!
410円!

ぜんまいを中心とした山菜がどっさり!

麺はちょっと黒い感じ! コシはあんまり無くて柔らかい。
長野のそばとはまたちょっと違う感じで、こっちの方が都会の駅そば感があった!

さらにこの「みそ玉こん」を食べて…

帰途に就くのでした!

この旅、移動は18きっぷ、宿泊はゲストハウス、街では徒歩、食べるものは立ち食いそば。
2日間合計で1万円も使ってないのではないかというくらいの低予算チャレンジな旅だったが、旅は金かければ面白いって物ではないなと改めて感じたわけであります。
特に駅前を散策できるような街っていうのは、電車で行くに限るなと。喜多方にせよ松本にせよ。

そして4杯食べたそばで、一番美味しいと思ったのは…

松本の駅前で食べた小木曽製麺所でした!!!

素晴らしい! ここはリピートしたい!!

というわけでまた松本に行こうと思います。

ps.高崎から渋谷の間で18きっぷを落としてしまう、というオチがつきました。(泣)