試乗! メルセデスベンツ C200 ブルーエフィシェンシー アバンギャルド

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ベンツCクラスといえば「手の届きそうな入門編ベンツ」であり、売れ線。ベンツというだけで「でもお高いんでしょう?」という印象を持ってしまいがちだが、Cクラス最廉価のC180は300万円台と、実はそんなに高くない。それでも5つ用意されたCクラスのグレード、C180、C200、C200アバ、C250アバ、C350アバと、それぞれの価格差がだいたい50~60万円くらい開いているので、最上級のC350だとやはり高級車。もっともその上にC63AMGというスゴいやつが鎮座しておられる。しかしながらシャシーに至ってはC63AMGとC180との差はそれほど無いとのことで、廉価グレードはとにかくシャシーの美味さを堪能できる楽しみがあるみたい。

ちなみにC180からC250まで、エンジンは同じ。全て1.8Lのターボで、過給圧を変えることで出力に幅を持たせているわけだ。エンジンのダウンサイジングとアイドリングストップとの組み合わせがメルセデス流のエコカーであり、それがブルーエフィシェンシーということでもある。
ちなみにこのC200もエコカー減税対象車なのだが、不思議なことに、重さの関係上、スポーツパッケージというオプションを選ばないとエコカー認定されないのだそうだ。何それ!?という感じであるが。

そしてもう一つ、アバンギャルドというグレードは上位グレードの分かりやすいブランドであるということ。一番分かりやすいのはグリルの真ん中に大きく鎮座するスリーポインテッドスター、いわゆるベンツマーク。これでもか!という押し出しであるが、今や出ているメルセデスの7割はアバンギャルドなのだという。

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Cクラスのベンツは写真だと大きく見えるが、実物を見ると凄くコンパクトにまとまっている。「こんなのトヨタだ」と言う人まで出てきそう。横幅が1700mm台なので実際小さい。タイヤもそんなに太くない。なので凄く乗りやすい。このサイズの中に中身を凝縮させてあり、とても濃い車。去年の日本カーオブザイヤーのインポーテッドカー賞受賞は伊達ではないのだろう。

この代のCクラスのデビューは2007年だが、去年マイナーチェンジされたのがこの代。2000箇所のグレードアップを行ったのだという。それがどうでどうなのかは自分には知る由がない(先代乗っていないので)ので、純粋にドライブフィーリングを。

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まずメーター真ん中のカラーモニターが印象的。そのせいで針が外から生えているので一般的なメーターよりもスピードの認識性は若干劣る。
ハンドルの質感はさすがにメルセデスという感じ。アウディのそれに近いくらいのクオリティ。太さも質感も文句無し。だが径がちょっと大きいかなという印象あり。
動き出すとハンドルの軽さを感じる。これは軽いぞ… ポロGTiよりも、もちろんBMW1シリーズなんかよりも、断然軽い。この辺にベンツの哲学を感じる。このクラスだと、何より快適性を重視するという所が、常にスポーツを追求するBMWとは正反対なのだろう。
右ハンドルだからか、足もとの左足スペースがちょっと狭い感じ。フットレストの横になにかの出っ張りがあるので、足の遊びがほとんど無い。BMWは全体的にタイトだが、ベンツは開放感のある室内。でも足もとはちょっと狭いかな。

そしてアクセル開度というか、踏み込んだ時とトルク感の直結具合が独特。なんというかマイルド。ドカンと激しい加速をさせないようなセッティングになっているのだろうか、ルーズに乗れる感じ。
アイドリングストップは良いのだが、残念なのは復帰時。ブレーキから足を離すとエンジンが復帰するのだけど、その時にドンっという前後衝撃を持って前に動き出すこと。ちょっとぎくしゃくする。

高速道路の試乗もさせてもらったけれど、さすがに高速道路のフラット具合は素晴らしい。段差を越えるときも気持ち良くいなしてくれる。シートの良さと相まって、「ベンツは疲れない」という期待に応えてくれるとはこういう事かというのが分かった。そしてブレーキが素晴らしい。もちろんブレンボのOEMで、軽いタッチで意のままに減速できる。ちょっとだけ減速する、グッと止まる、その間のフィーリングが楽器のような表現が出来るというか、そういう点が安全に結びついているのだろうなあ。高速道路での運転がとにかく良かった。

分かりやすいブランドと、それに伴う中身の両方があるのがメルセデスベンツで、その中でも売れ線がCクラス。世界のセダンのど真ん中はこんな中身でした。

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