TM NETWORKライブ at 日本武道館に行ってきました!

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数年ぶりにシングルも出て、ようやく活動復活したTM Network。このライブは活動再開の皮切りでもある。

TM Networkというグループは昔から相当トリッキーなグループで、真っ当に評価するのが難しい。誰でも知っているキャッチーなヒット曲を持つ一面、どこまでもエキセントリックな一面を持つ。その両方ともTM Networkだと言える。
その両面を理解しないとTM Networkというグループは、よく分からない。そう思っていた。
2000年代に入ってからのような、近年のリリースは、よりエキセントリックな部分が強調され、置いて行かれる人もたくさんいたと思う。でも、それもTM。よく考えたら80年代から、ずっと置いて行かれるような展開をしてきている。これは問いかけなのだろう。

僕はTMの音楽で感極まって泣いてしまう程熱心なFANKSというわけではないのだが、小室哲哉という人が好きすぎて、この人の全体を評論しようと思ったらやはりTM Networkは避けて通れない。

とはいえ、Carolからずっとリアルタイムで聴いてきてます。

ライブの内容はネタバレになるので書かないが、びっくりするような「仕掛け」「伏線」とそれに対する説明は一切ないという、置き去り感と投げっぱなし感。ただの音楽コンサートではないという感じ。
ここ数年、小室さんにいろいろあって、その間ヤキモキしていたファンとの、やっとの再会にも関わらず、そういう湿っぽいメッセージは一切なし。そもそもMCがほとんど無く、ひたすらクール。

DOMMUNEで見せたような小室先生のシンセパフォーマンスのキレも最高で、また流血するんじゃないかというくらい鍵盤を叩く叩く。もはやノイズパフォーマンス。
それが何度も、割りと長めの尺で続くもんだから、シンセパフォーマンスの途中で座り始めた観客も多かった。が、それもTM Network、そして小室哲哉という人の本質。そこを肯定するところがスタート地点かと思ってる。

小室さんはプログレ好き、特にキース・エマーソンが好きすぎるということを何度も公言しているが、それが分かればTM Networkでのエキセントリックな部分というのはかなり理解できる。プログレッシブロックの世界観を準うことがTM Networkを紐解く鍵だ。そこはglobeとはかなり違う部分だと思う。

ライブは2日間あり、次の日に伏線を回収するような形で、1日目だけ行った人には敢えて不完全燃焼感が残された。
途中でPA不調みたいに突然無音になって客電が付いたのも、最後の手紙のあれも全て一切説明がされていない。今夜どこまで明かされるのだろう。

ライブの最初から最後まで湿っぽさは微塵も無く、ひたすらドライでクールなところが最高に格好いい。過去の人気曲にすがることはほとんどない。むしろ人気曲をあてにするファンを置いていく姿勢。ついてこれるか?という謎掛けでもある。

なお、演奏面は前半は若干ミスとかぎこちなさも多かったように思えたけど後半はばっちりだった。
そして今回、ウツが最高のコンディションだったのではないだろうか。ルックス、声、ムーブ、ともに。

今日行く人は楽しんで下さい。

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