DJをCDからPCDJにして早4年。
便利になったと思う点も多いが、やらかした・やらかされたなあ、という点も多い。
現場にラップトップを持ち込んでのLIVE P.A.はもう15年くらいやっているが、ことPCDJとなると急にトラブル遭遇が増える。
それは多分、
DJが何人も出演するイベントでは、PCDJ用の機材一式を、リハーサルで動作確認させてからそのままブース脇にスタンバイさせたまま置いておくのは難しい(他にもPCDJがいるから場所も無い)
にすべてが起因するトラブルである。
つまり、ぶっつけ本番を毎回するのと同じである。
出番直前になってから、あたふたとラップトップやインターフェイスの設置、オーディオの配線などをしないといけない。しかし、DJブースから音を止めるのは御法度である。前のDJがアナログターンテーブルでやっていても、CDJでやっていても、別のPCDJでやっていても、音を止めずに自分のPCDJへとスムーズにバトンタッチしないといけない。
これ、結構綱渡りである。
ラップトップを持ち込んでのLIVEを何年もやっているが、それより難易度が高いように思える。
PCDJの時に遭遇したくないトラブルは、こんな感じ:
- ラップトップやコントローラーの置き場がどこにも無い
- タンテケースの上に置こうと思ってもケースが無い
- タンテケースの上に置けたとしてもアームの上のドーム状の出っ張りが邪魔で水平に置けない
- 電源タップが全部ふさがってる
- 電源タップの周りがたこ足配線でわけが分からない、おまけに暗い
- ミキサー裏がたこ足配線でわけが分からない、おまけに暗い
- しかもミキサーの裏に手が届かないから手前に出そうとしても今は前のDJがプレイ中でそこまで出来ない
- インターフェースに差し替えようとケーブル抜いたら何か間違って抜いて、今DJやってる人の音を止めた
- DJM-850裏側のLINE端子にはDIGITAL/LINEのスイッチがあり、それをLINEに切り替えないといけないのに手が届かない
- USBケーブルを家に忘れてくる
- 前のDJが激しく動き繊細なスクラッチをしまくる豪腕ターンテーブリストで、近づくことすら難しい
- DJ前に、突然のWindows Updateがかかり、再起動
- スリープ状態から戻すとUSBで接続したコントローラーが認識してくれない
- DJ中にラップトップごとハングアップして再起動を余儀なくされる(もちろん音が止まる)
- そのまま二度とPCが起動しなくなる
- ラップトップの天板に威勢良く貼りまくったステッカーが悲しい
- マイクのケーブルが引っかかってラップトップを床に落とす
- 次のDJもPCDJで自分のDJ中に準備を始めるが何やらトラブってて修羅場
- DJ後、ACアダプターを現場に忘れて家に帰る
- ラップトップごとを現場に忘れて家に帰る
もっと探せば100くらい余裕でありそう。
半分くらいは経験してる気がする。(多い?)
CDが一番安パイであることに間違い無く、何もかもPCDJにするのは考え物だなぁ、と思う最近である。