これ、乗りました。シトロエン C4ピカソ

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今、一番欲しいミニバンは何か?と毎晩寝る前に自問してから寝るようにしているのだが、今一番欲しいミニバンは間違い無くこれだ。まあ、街で見かけることは滅多にないだろう。外から見ると、何てことはないミニバンであるが、とにかく乗ってビックリする。何に? シトロエンらしい乗り味? それもあるけれども、この車の凄いのは、ガラス。えっ?って感じだけども、とにかくこういうことだ。

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ちょっと写真では伝わりにくいのが残念であるが、フロントからの視界写真。最近のシトロエンのトレンドとして、パノラミックガラスルーフというのを採用している。これは運転席の頭上までフロントガラスが湾曲しながら伸びてきているもので、上方向に関しては視界に入る範囲では、ルーフが目に入ってこない。それだけでも開放感が凄いというのに、このC4ピカソが凄いのは斜め前方の視界。つまり、Aピラーのところ。2つに枝分かれしたAピラーの形も独特だが、ピラーそのものが薄い! おかげで斜め方向の視界がスパーンと開けている。

ガラス全体も大きな傾斜が付いているということもあり、このAピラーの視界と共に、前方の開放感は「広すぎて何だか落ち着かない」レベルに達している。こんな感覚は初めてだ。
これは何に近いのかな?と考えていたが、これだ。

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最近の路面電車

路面電車の前面展望! これに近い。巨大ガラスがもたらす開放感。

これに加えて、さらに大きなサンルーフまで備えているので、とにかく明るい。

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操作系は古き良きシトロエンを彷彿とさせる。オートマのレバーがハンドルの奥の方にある。ハンドルを回しても真ん中部分は回らない。ブレーキは踏みつけるような角度で踏む。

乗ったのは1.6Lターボの6速EGS(2ペダルMT)のモデル。エンジンのトルクは十分で回転音も静かで良いのだが、シフトが妙なフィーリング。1速~2速の間にタイムラグがあって毎回カクンと失速させられてしまう。これは慣れだという。あとクリープ現象が無い。FIAT500の2ペダルMTの感じに近いかも。
乗り心地はシトロエンらしくおだやか。左右にグラングランと揺れたりもする。図体の大きさもあって、ちょっと船みたい。動物に例えたら象かクジラかといった感じだ。

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3列シートのミニバンで、それぞれのシートの近くにエアコンの口があり、シートの裏にはテーブルとLED証明もあり、シートアレンジでフルフラットにもできて、シートの出来そのものがいい。ミニバンとしての使い心地と快適さは十分に備えて、かつ、運転席と助手席が楽しい。シフト以外は全く不満無し! 欲しいなあ。