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そろそろ地元と呼ばせてくれよ

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川崎市高津区に移り住んでもう12年。何回か引っ越ししたが、徒歩で行ける最短の最寄り駅は、ずっと梶ヶ谷。つまり、12年間、梶ヶ谷近辺のことを見守り続けてきたことになる。
僕は大津出身だけど、6歳の時に大津に来て22歳までいたから、16年。あと4年以上ここに住めば、人生で最も長く住んだ土地となる。時の流れは早い。

高津区といえばなんと言っても溝の口だろう。何でもあるし、物価も安い。が、そこを外してお隣の梶ヶ谷。急行は止まらなくて当たり前、心ない人から「何も無い」と言われがちな駅前。否定はしない。駅ビルはおろか、田園都市線で1・2を争うくらい簡素な駅。エスカレーターなど無い。
駅を降りてぱっと見て、飲む店が見あたらない。がっつり食えそうな店も見あたらない。飲む店が駅降りてすぐの所に目に入らなければ、人は往々にして「ここは何も無い」などと言い出すものだろう。

実は飲む店は色々とあるが、どれも駅から5分ほど歩くのだ。居酒屋、焼き鳥、バー、スナックなどが実は何軒か点在しているが、どれも位置的にバラバラである。住宅地の中を抜けて行ったり、畑の横を通っていったりする所に存在するため、地元民以外にはほとんど知られていないし、地元民以外で溝の口をスルーして梶ヶ谷のそんな場所に行こうとするような人はよほどの物好きだろう。
(まあこれを、「何も無い」と言うのだろうが、否定はしない(笑))

だから梶ヶ谷のどの店も居心地がいい。空気感を知ったる人が集まる場所になっている。都内の独身者が多い街でありがちな、狭小な店ばかりがひしめいて猥雑で喧噪にまみれているという感じでもなく、適度な広さがあり、静か。そしてどちらかというと独身者よりもファミリー向け物件の多い梶ヶ谷では、年齢層も高めで、落ち着いている。激安居酒屋全品270円系のチェーン店にありがちな、ヤンキーが椅子に体育座りしてタバコ吸いながら大声で恋バナしてクラブの後輩に先輩風吹かして後輩を泣かす所まで追い詰めるといったような風景も、まず見られない。

素敵なお店は何軒かあり、このブログでも追々少しずつ紹介していこうと思う。誰得で悪いな。