オールドディスクマンで、最新のCDを聴こう

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デジタルダウンロードがあるのにわざわざアナログプレイヤーで聴いたり、真空管のアンプで聴いたりと、音楽を聴くというのは常に最新の機器が一番良いというわけではありません。
古さに何か緩さや暖かさや優しさがあることが多いのです。

天皇陛下が崩御した年に発売されたSONYのディスクマン D-22も、そんな気持ちにさせてくれる一台であります。

完動品で、最高のコンディションを保っております。

表面のシボ加工がおしゃれです。

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辞典くらいある厚さ、バックライトなど無い液晶、もちろん音飛びガードなど無いので再生中にちょっとでも振動があると音飛びする、乾電池は4本で2時間ほどの再生が可能。

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来るべきCD時代に向けての先人達の戦いを想像しながら、2013年にリリースされた新譜を再生させるのです。

まあ、だいたい低音が割れます。

80年代は、マスタリングでこんなに音圧稼いで、0dbぎりぎりまで全ての帯域を鳴らしきるなんて想像もしてなかったので、0db付近の大きな音になると、どこかの回路が悲鳴をあげ、音が濁ります。

iPhoneで聴く方が断然音がいいし聴きやすいです。

そしてこの機種は、「MEGA BASS」と書いてある通り、バスブースト機能があります。
昨今のバスブーストはデジタル的に処理してると思いますが、この機種のバスブーストは横のスイッチを「カチッ」と入れることで突然とんでもなくブーストされます。

NORMAL、MID、HIGHとありますが、MIDに入れただけで低域がモコモコになり、どんな音楽なのか分からなくなります。HIGHにするとスーパーウーファーだけで音楽を再生させているような感じになります。

まさに、MEGA BASS!!
ドデカホーンでコブラトップに重低音対抗していたあのときの攻撃的なソニーの魂が、ここにあります。重低音バブルです。

でも、音楽的におかしな事になるので、常にNORMALで再生することになります。

「音質が良い」とはまた違う、暖かい音、ボケボケな音に、デジタルなのにアナログの暖かみが感じられるわけです。
CDの持つ構造的なアナログ感を味わうにはもってこいの1台であります。

今度のM3ではD-22を試聴機としてブースに設置したいと思っておりますので、数少ないD-22完動品で新譜を聴いていただきたいと思っております。

あと、

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D-202を最近購入しました。

これはCDを読み取ってくれません。

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なんとかしたいところであります。