試乗! 三菱 デリカD:5 クリーンディーゼル

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実はデリカD:5に乗ること自体、これが初めて。
なので、ガソリン仕様のD:5には乗ってないし、D:5は出てからもう6年くらい経ってるけど、エクステリアや内装やユーティリティについても、初体験となる。

だから何を基準に書けば良いのか分からない。一つ言えることは、このサイズのミニバンでディーゼルエンジンを積んでるのはこのデリカD:5だけだということ。

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ディーゼルの設定のある数少ないライバル車では、マツダCX-5に近いかも知れない。無理矢理だけど。
あとエクストレイルかな。

エクストレイルのディーゼルには乗ってないので、どうしてもCX-5のスカイアクティブディーゼルとの比較、になってしまう。

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まずエンジン抜きにしてこのデリカD:5という車自体、キャラクターがある。パジェロで培った悪路走破性を、ミニバンに持ってきた車だ。妙にオフロードっぽく、車高が高い。こんなプロポーションの車、デリカだけだろうなあ。
2005年のモーターショーでコンセプト展示されたD:5は月面車みたいなデザインだったが、だいぶ穏やかになってデリカD:5としてデビュー。それでも乗り込むと、長方形を多用した無骨なメカメカデザインの世界が待っていて、素晴らしい。ちょっと新鮮。
外から見たイメージと、中のイメージが合ってる。

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シートアレンジもバッチリ決まる。その辺は書かなくてもいいか。

デリカらしく床が高いので、乗り降りするときに「これはデリカだな」と気づかされる感じだ。
それでも旧スペースギアより随分低くなった気がする。

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で、このディーゼルエンジンなんだけど、CX-5比較で言うと、こっちの方が断然ディーゼルくさい。臭いじゃなくて…

まず遮音性がそれほど高くないのか、エンジン音は割と豪快に車内に入ってくる。

そして低速トルクがガソリンエンジンの倍くらいあるということなのだけど、それほどガツンと来る何かがあるわけでも無かった。
でもまあ、ある方だとは思うけど。

えっ?ディーゼルってこんなに進化したの?これもう、ガソリン車と変わらない! って所まで行って無いけど、三菱車におけるディーゼル車の進化としては正常進化なのだろうと思う。

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ガソリンモデルより40万円くらい高いのを、給油時の差額だけでペイしようとすると何キロ走れっちゅうねん、という話でもあるけど、ディーゼルエンジンを愛でたいという人には、CX-5よりむしろこっちの方がいいのかも。

古き良きディーゼル感があった。