これ、乗りました! マツダCX-5 XD (スカイアクティブ ディーゼル)

ようやく乗れた! マツダの新車種、CX-5のスカイアクティブ・ディーゼル車である。

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どこかの知事さんが、ディーゼルは不潔!東京から出てけ!と言ってから早ン年。その間、日本では鼻つまみ者になっていたディーゼルエンジン。ヨーロッパでは着々とクリーンディーゼルが普及する中、日本では空白のン年間だったわけであるが、ここから逆襲が始まるのだろう。

CX-5はたまたまSUVの形をしているが、やはりこの車で注目すべきところはエンジンだ。マツダが満を持して作り上げた新世代のディーゼルエンジン。

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エンジンを始動すると、かすかに音は聞こえるものの、いたって静か。振動もほとんどない。まずここで驚く。全ての人がここで「ディーゼルらしくない」という反応をするだろうと思われる。

するすると走り出す。マツダのこのところの6速ATは本当になめらかで、かつレスポンスも良くて素晴らしい。アクセルを踏んだとき、その瞬間にズンと加速する。その加速感がこれまた凄い。2000回転で最大トルクを発揮するこのエンジン、街中では1500~2200回転くらいで走ることになるので、6段のATと組み合わさって、とにかく走りやすい。どこからでも、どんな坂でも、お構いなしにズガンと加速できる。
1速の時に回転を上げるとさすがにディーゼルらしい音が車内に入ってくるが、それでも音量はガソリン車とそんなに変わらない。音質はだいぶ違う。小さいバスのようだ。ここくらいでしか、この車がディーゼルであることを感じさせない。
そして何より、車そもそもの静粛性が高い。高すぎる。タイヤからのロードノイズがほとんど聞こえない。とにかく静かな車という印象。
乗り心地も、19インチを履いているのに全く突き上げも無い。サスがしなやかに動いている感じがする。
内装は豪華という感じではないが、アクセラクラス。シートの作りが肉厚でホールド感もあって良かった。

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CX-5は、ガソリンとディーゼルで注文は3:7で、ガソリン車は2ヶ月待ち、ディーゼル車は4ヶ月待ちとのことでディーゼル車の人気が高いとのこと。
でもそうだよなぁ。ディーゼルSUVというとパジェロとかエクストレイルにあるけど、CX-5のディーゼルは快適性において頭一つ抜けている感じ。
今国産のSUVを買うのであればこれが一番欲しい!