利尻島に何度目かの上陸をして 後編

後編は、細かい話。
今回の利尻島への旅は、今までとパターンを変えてみた。

  • 稚内空港まで初めての飛行機
  • 利尻島に3泊
  • ドローン持参
  • この3つが今回の新しいポイントだ。

    これまで何度も北海道に上陸してきたけど、日程がタイトな今回は、新千歳~稚内線のANAを初めて利用してみた。
    稚内行きの便はボンバルディア Q400のプロペラ機だ。飛行時間も1時間に満たず、これまでオロロンラインや特急利尻などで何時間もかけて北上していたのは何だったのかというくらいあっけない。


    飛行機からノシャップ岬が見えた。


    11:15に稚内空港に着き、稚内駅周辺に行くのは路線バスである宗谷バスだ。この乗り継ぎはスムースで助かる。


    稚内駅。キタカラという駅ビルと一体化した、道の駅兼鉄道の駅。


    なんせ列車の本数が少ない。

    が。問題はここから。利尻行きのハートランドフェリーの本数は1日3本しか無く、午後は16:40まで無い。
    つまり、12時頃に稚内駅に着いたは良いが、16:40までひたすら待たされるのだ。マジかよ。

    稚内駅にあるキタカラもちゃんと中に入って色々見てみた。稚内駅なのだけど、ほぼ9割くらいは道の駅として機能しているような作りだ。
    とりあえず腹が減ったので、稚内市内をウロウロ。


    ここは既にラーメン屋ではないが、まだ壁に名残がある。


    ちなみに2003年に来た時。ペンキの色が褪せてないしまだラーメン屋だった。入れば良かった。

    稚内のソウルフードであるチャーメンを食べに、大王本店へと入った。




    出汁が効いているあんかけが、とても暖まる味だった。

    まだまだ時間が余っているので、稚内温泉童夢に行こうとバスに乗る。
    バスはノシャップ行き。途中のノシャップ岬の所までしか行ってくれない。ちょ、待てよ、そんなところで降ろすなよと言いたいが仕方ない。
    ノシャップで降りたらトイレに行きたくなり、公衆トイレでツイッターを見たりしてノンビリと時間を過ごす。平日、会社を休んでこんな所まで来て何をやっているのだと感じる至福の時間。

    30分くらい時間をつぶし、その先まで行ってくれるバスが来たので乗り、稚内温泉童夢にたどり着いた。まさに10年以上ぶりである。

    昔来た時はロシア人がいっぱいいたなぁ、なんてことを思い出して入浴のチケットとタオルを購入。
    一応帰りのバスの時間を見てみると、なんと… 10分後か、2時間半後か、しか無い。
    おいおい、2時間半後のに乗ると、利尻に行く最終フェリーに間に合わない。じゃ、10分後のに乗るしか無いが、それでは温泉に入れない。
    泣く泣く温泉のチケットを返金してもらい、10分後のバスに乗って稚内駅に戻った。
    そこからフェリーターミナルで1時間以上待って、ようやくフェリー乗船… 何もしてないのにもう夕方だ。
    んん~、飛行機で稚内空港まで行く人の乗り継ぎを、もうちょっと考慮してもらえませんかねぇ~ハートランドフェリー様。


    やはり利尻島が近づくとテンションが上がる。


    まだまだ雪が残ってる。

    今回、利尻で泊まった宿は、去年の夏に引き続いて「うみねこゲストハウス」。去年オープンしたばかりのここは鴛泊港から徒歩すぐの好立地にあり、窓から利尻山がドーンと見えるという最高のゲストハウスだ。

    素泊まりオンリーのお手頃価格で、利尻で自由に滞在したい僕みたいな人間には最高。よくぞ…この場所に絶好のゲストハウスがオープンしていただいた…とつくづく思う。
    そんな場所には引き寄せられるようにディープな旅人が次々とやってくるから、いるだけで旅人仲間がどんどん増えていく。礼文島の星観荘もそうだけど、仲間が増えていくのが旅の魅力だと思える人には最高の場所だ。


    談話室「島時間」からは一面の利尻山ビュー。どれだけ見ていても飽きない。



    本棚には何と弊著「本店巡礼」が!
    去年この話をした直後、購入されて蔵書になったのだ。
    約束通り、サインを入れた。あぁ、至福。

    昼ご飯や晩ご飯は自分で調達しにいく必要がある。それがまた楽しみである。



    居酒屋「力丸」にて、ホッケを食べる。最高だ。

    今回なにより衝撃だったのは、鴛泊にある中華料理「笑う角」の麻婆豆腐。



    まさか利尻島でこれほどまで本格的な四川麻婆豆腐に出会えるとは全く予想をしていなかったので、完全にノックアウトされた。

    そしてオープンしたばかりのバー「BAR DE CERO」に初入店。凄く良い雰囲気で、初対面なのに話が盛り上がってしまい、再訪を誓った。



    とても利尻とは思えないくらい(失礼)アーバンでオシャレであった。

    夜はゲストハウスの談話室で話が盛り上がり、利尻島ローカルな乳酸菌飲料「ミルピス」を焼酎で割る時はどのバランスが最適か?をテストするなど、楽しい夜が過ぎていった。


    そうそう、今回はドローンを持ち込んで島を撮影したので、その即席・仮編集の上映会も行ったのだった。

    ドローンを利尻に持ち込むなんて去年の来島時点では考えもしなかったことだ。ひょんなことからドローンに興味を持ち、年末に購入。
    それから各地でフライトさせているが、楽しいのなんの。ラジコンというより「羽のあるカメラ」と捉えている。

    しかし、Phantom3は大きい。持って行きたいけど持って行けるのか?と、色々悩んだ。

    旅に出る時、どれだけの荷物をどのようにして持っていくか。パッキングには、人それぞれの個性や考え方が出ると思う。
    1泊の国内のツアーなのに、巨大スーツケースをゴロゴロ転がしていく人もいれば、数泊の海外旅行なのに普通のリュック一つで済ます人もいる。
    僕は後者で、いつも荷物は極限まで少なくする。着替えとカメラと、ティッシュ的な最低限のアレがあれば、大抵の旅は出来る。
    (登山のような特殊なことをしないことが前提だが)
    着替えすら、洗濯できたり気軽に買えるような場所だと、持って行く必要がない。
    本は1冊も持って行かない。全てKindle。
    ノートPCも今やスマホの機能で十分なのでもう必要無い。
    そう考えると、普通のデイパックでだいたいどこへでも行ける。

    今回はドローンを持って行ったのだけど、ドローンをそのままリュックの中に入れた。正確には、ドローン本体とバッテリー2個と充電器と送信機。
    Phantom3はデカいので、宅配便で宿に送ることも考えたけど、そのためにはハードケースが必要となり、それが無駄に高い。そしてそれを買ったところで今後の出番も無い。
    ということで手持ちになった。着替えを緩衝材にして、慎重に持ち運んだ。誰もこのリュックにPhantomが入ってるとは思うまい。

    今回滞在した4日間、ほぼ天気が悪かったけど、唯一晴れ間の出た2日目の午前中の間に、鴛泊港、姫沼、オタトマリ沼、ペシ岬という利尻の有名スポットでのフライトを無事に終えた。
    見たかった景色を、動く姿で、ちょっと珍しいところから見る。ドローンの醍醐味を最高に味わうことが出来た。


    鴛泊港にて。



    ペシ岬の頂上にて。


    定番のここでもフライトさせた。

    帰宅してBGMとなる曲を作り(こちら、「118」に続くBPMシリーズ第2弾「84」に収録予定)、映像も編集完了。ある日の利尻島が作品として完成し、旅を終えた。

    また9月に行く(行き過ぎ)

    ※ 実はいつも定点観測してます。


    2001年9月


    2002年3月


    2002年6月


    2004年8月


    2007年8月


    2017年6月

    去年撮り損ねた…

    コメントを残す