ジュークの「ホットバージョン」こと、16GTに乗ってきました。
普通のジュークこと15RXというモデルは、NAエンジン。1.5Lの4気筒にCVTという組み合わせは普通だが、走りには特に不満は無かった。運転し易い車だなぁ~、マイルドでいいな~、と思っていたのでした。
が、やはり気になる新開発ターボエンジン搭載のジューク16GT! 15RXより200kgも重くなってるというこの車の走りはいかに。
外見やメーター周りなど、見た目はほぼ15RXと同じ。17インチを履いている事くらいが違いとなるが、15RXもオプションで17インチが履けるということで、ほぼ違いは無し。
唯一、リアにある「DIG TURBO」というバッヂがあることくらい。
相変わらず、深海魚みたいなヌルヌル系生物みたいな格好がキモ格好いいジューク。デザイン最優先なので、Cピラーにかけて絞り込んだキャビンのせいで後部座席の前後幅も頭上スペースも小さいし、ラゲッジスペースもかなりミニマム。
フロントシートに乗り込むと、ショルダーラインが高いせいで、これまた囲まれ感が強め。この感覚は低い着座位置のスポーツカーに乗ってるような感じであるが、SUV的な視点の高さもあって何か不思議。
窓の枠のに肘を載せてダラダラと運転するのが好きなのですが、この高さだと俺の肘では無理でした。
あと、左足スペースが小さい。というかセンターコンソールの出っ張りがあって、そこにふくらはぎが常に当たってる感じ。俺ががに股だからというのもあるだろうけど、ちょっと左足に窮屈感がありますね。
まあ、その印象も以前に15RXに乗った時とほぼ同じ。
では走り出してみた所… すぐに感じるのがサスの硬さ。セッティングが15RXとは全然違う感じ。タイヤがでかいということも関係していそうだけど、ガチガチとまではいかないにせよ、Cセグのホットハッチ的な硬さがあると思います。ゴルフGTIやルーテシアルノースポールくらいのほどよい硬さ。
そしてハンドルも15RXよりは若干重め、だけどもこのくらいがちょうどいいです。15RXはハンドル軽すぎた感じがあったので。
アクセルを踏み込むとびっくり加速が待ってました。あぁぁ、全然違う。もう別の車になってる…
幅もあるので安定して加速できる感じです。
ただし、CVTそのものが違うのか、やたら回転数を上げるセッティングになっている感じ。特にSPORTモードだとすぐに街中で4000回転とか5000回転手前までグォォォと回してくれる感じで、ちょい過剰かも。NORMALモードでも若干回し気味な感じがしました。
ただ、どうしてもCTVらしい加速ラグが残念。アクセルを踏み込んでも回転数が定まるまでの1秒弱くらい待たされるんですね。MTモードではなくこのエンジンだと本物のMTで乗りたい感じがしました。
エンジンは低い回転数でモリモリという感じではないので、トルクフル!っていうフィーリングでも無いんですが、高速道路での加速がどんなものか興味ありますね、、、
これがジューク16GTに初搭載された直噴ターボの新エンジン。(190ps/5600rpm、24.5kgm/2000-5200rpm)
深海魚らしくヌメ~っと走る15RXも良し、攻撃的深海魚としてプランクトンとか食いまくる16GTのこのターボも良し、だと思います。
ちなみにこの1.6L直噴ターボエンジン、次のティーダに載るらしいですぜ。