実は初めて運転する、MINIのクーパーS。
MINIのハッチバックには下からOne、クーパー、クーパーS、ジョンクーパーワークスとグレードがあり、クーパーSは割とスポーティなグレードになる。
今回乗ったのはそんなクーパーSでも、MTのモデル! MT派の自分としてはやはりMTで乗りたい車、なわけです。
今のMINIです。よく走ってるので見たこと無い人はいないだろう。
パッと見ただけではグレードなどは分からない。
リアのセンターからマフラーがちょこんと2本出ているのがクーパーSの証し! これが「やる気」の表れ!
でもまだ乗らないと分からないわけで、いよいよ試乗。
真ん中に鎮座する冗談みたいな大きさのスピードメーター。
まあ、本当に冗談というか、遊び以外の意味は無い。が、こういう仕掛けを楽しむのが今のMINI。カブリオレモデルには、通算で何時間オープンにしたかを計るメーターが、タコメーターの隣に付いていたりするのも楽しい。
アクセル重い。クラッチも重い。ブレーキもステアリングもそれなりに重い。エンジンにはトルクがあり、車重は軽い。サスは固め。これが今のMINIクーパーSの性格そのものだな、と思った。
車重は1150kgほどなのに、その至る所の重さが、ずっしりとした安定感をもたらしてくれる。やんちゃしたら壊れそうな、ヤワな感じがしない。
実際、踏んだら速い。加速にパンチがあり、マフラーは低い音を立ててやんちゃに走れる。ロールもほとんどしない。まさにドイツ車の小型車、という性格そのものがある。
クーパーSですら結構じゃじゃ馬のうよな印象があったので、その上のジョンクーパーワークスがどれだけじゃじゃ馬なのか想像に難しくない。
カスタマイズパーツも豊富で、この車を持つと生活がパーっと明るくなりそうだ、と予感させてくれる。
それがMINIの最大の魅力かも。
車につきまとう「生活臭」を2つも3つも越えた所にこの車の価値があるなぁ。本当にそういうのを作るのが上手いなあと感じさせられた。
一番欲しいのはMINIのクーペだけどあれは試乗車がほとんど無いとのことで残念!