空前の冷凍餃子ブーム到来

餃子は元々大好きなのだが、家で作ることまではしなかった。
料理がズブだし、まともにできっこ無さそうだったからだ。恥ずかしながら、一人暮らし14年にして、いまだ冷凍餃子すら作ったことが無かった。

しかし!
ある日、俺も餃子を作ってみたい!と思ったのは、東京会議にてパラダイス山元氏のお店「曼餃苑」の様子を見てから。
これはヤバイと。
そして山元氏の言っていた「冷凍餃子もバカにならないんですよ」との言葉に、何かがスイッチオン。
ついに冷凍餃子ブームが来た!

■味の素 ギョーザ
aji

先のエントリでも書いたけど、冷凍餃子の入門編としてはこれが最高だ。油・水要らずで、かなり簡単に作れる上に、万人に愛される味となっている。
最初に作った冷凍餃子がこれで良かった。失敗無く、カラリとした焼き具合で作れるので、餃子作りが上手くなったような錯覚に陥らせてくれる罪な餃子だ。

餃子というのは、火加減と、水の量が難しい。この二つのバランスを誤ると、とたんに焦げ焦げになるか、ブヨブヨになるかだ。
でも味の素のはそれが無い。自動運転してくれる車に乗ったかのようである。
冷凍餃子初心者にはまずこれをおすすめする。ただし、タレとラー油は付いてないので、各自用意すること。ポン酢と普通のラー油でいい。(そのポン酢とラー油は何がベストか、まではまだ手が回らない)

■紀文 うす皮肉餃子
kibun

紀文の餃子はそのパッケージ通り、薄皮な作りになっている。そして肉餃子という名の通り、味はとても肉肉しい。どちらかというと、ハムとか沖縄のポークを食べているような味がする。
こちらも水要らずとのことで、ただ焼いてフタをするだけで良い。ただし、油は必要。

しかし薄皮なりの難しさがある。そう、焼き時間などによっては、皮がやぶけてしまったりする。意外とシビアなやつだ。
ちょっと味にキャラクター付けがされているが、豚肉っぽい味付けのものを食べたい時はこれが良いと思う。

■イートアンド 大阪王将 餃子
osho

餃子の王将ではないですよ。大阪王将ブランドの餃子。大阪王将は積極的に冷凍食品や中食の市場に出てる。
味はまさしく大阪王将の餃子の味で、少し強めのニンニクがどこか下町っぽい懐かしさのある味。バランスは良いと思った。
こちらは油・水と両方必要なタイプで、焼き加減と水加減をちゃんと調整しないと失敗する。

冷凍食品っぽくない味付けで、ちょっと濃い目のキャラクターだと思うけど、ガツンとした餃子が食べたくなったらこいつがいいな。

■マルシンフーズ 宇都宮肉餃子
utsu

餃子と言えば宇都宮。なのだけど、無数にある宇都宮の餃子店、それぞれ味が違うわけで、「宇都宮餃子」と言われてそれがどんな味がするのか想像できない。でも「宇都宮」ブランド強し。ああ、これは「本場」のものなんだな、とスーパーの売り場で思わされてしまう。

しかし、宇都宮餃子という名前の冷凍餃子も多い中、マルシンフーズ製の宇都宮肉餃子を食べた感想は、なるほど、というものだった。薬味が強く、ちょっとひねくれてパンチのある濃い味。これは、「まさし」の餃子にかなりインスパイアされたのではないかということだ。「まさし」は宇都宮で行列の出来る有名餃子店で、メニューは餃子しか無いというハードコアなものにも関わらず、30分~1時間待ちなどはザラである。食べると、普段食べ慣れた餃子とはちがう薬味のパンチの効いた味が、遠くまで餃子を食べに来たんだ!という感じにしてくれる。だから人気なのだと思うけど。
そして「まさし」はラー油がめちゃめちゃ辛いので、この宇都宮肉餃子を食べるときは、辛めのラー油をたっぷり使うのがおすすめ。一応、たれは付いてくるけど、ラー油が少ない。

宇都宮の名を冠して、中身も負けてなかった!

■ニッポンハム 羽根付きギョーザ
url

餃子屋さんで、でっかい羽根がついた餃子が出てくると、なぜかテンションが上がるものだ。
あの羽根は一体何なのか。何のためにあるのか?
ただの飾りである。味には何の関係もない。食感に、ちょっとハードな噛み応えを与えることはあっても、羽根が無ければ焼き餃子として成立しないかというと、そんなことはない。
車で言うとGTウイングのようなもので(羽根だけに)、最初この羽根を考案した餃子やさんは何かしらの意味があっただろうし、調理製法上必要なものだったのかも知れないけれど、この冷凍餃子の羽根というのは、「羽根の素材の小袋」が付いていて、それをザーっとぶっかけて羽根を「後付け」するのである。もう、全く意味は無い。コンパクトカーにGTウイングを付けたようなものだ。餃子はダウンフォースなど生まないのだ。

これも味の素のと同様、水・油無しで焼けるとあるが、これは羽根の元を入れての話。つまり、羽根の元となる液体が、水・油の役割も同時に果たしているのだ。ここが最大のポイントである。
そして、餃子の焼き加減と同時に、羽根の焼き加減を見てやる必要も出てくる。焼いてみて分かったが、羽根はなんとかフライパン離れしやすいような素材で出来ているようで、ベタベタこびりつかない。水・油の替わりの役目までこなして、これは素晴らしい。
しかし、だ。羽根は餃子と一体化するため、個別に裏返せない。一気にパカっと裏返さないと、羽根の面だけに焼き目がある餃子となる。それでも問題はないのだが。

そしてやはり、羽根は焦げやすい。餃子は普通の焼き加減でも、火加減と時間のバランスで、すぐに羽根が焦げ付いてしまう。真っ黒になった羽根を食べていると、この羽根は毒にも薬にもなるのだな、などと考えさせられてしまった。
餃子の味そのものは癖が無い。ただし、タレはあるがラー油が付いてこないのは要注意だ。

おすすめの冷凍餃子を見つけたら是非教えて欲しい。

スポンサーです