俺とエレクトーン

中3までエレクトーンを習っていた。
今の自分の音楽に直接結びついているのは間違い無くて、親と先生には感謝している。

しかし、高3くらいの時に家からエレクトーンが無くなり、それ以来、触る機会もなくなった。

あれから20年が経って、今のエレクトーンはシンセサイザーと同様に高度にIT化されている。
とはいえ、方向性は全然違うけどね。

当時、うちにあったエレクトーンはこれ。YAMAHA FS-30。

fs-30-wood

いかにもオールドスクールなエレクトーンだ。木製の大型キャビネットと、ずらりと並んだスイッチ類。座るとコックピット感を味わえる。

でも、この世代からエレクトーンはデジタル化された。つまりこの時代のヤマハと言えばDX-7であり、FM音源の台頭である。
このFSシリーズは、PCM音源であもAWMも併用し(頭のほんの何サンプルだけだろうけど)、それまでのビーとかブーしか鳴らなかったアナログのエレクトーンからは大きく進化した。

fs-30-a3

こんな、オルガンの音を出すための小型のドローバーなんかも付いてる。
またこの機種、触ってみたいなあ~。

たまにヤフオクを検索すると、即決!10円! みたいな売り方で出てるけど、もらう勇気はない。なんてったって、本体100キロくらいあるからね…

今、YouTubeでこの世代のエレクトーンの演奏動画があったりするが、FM音源丸出しの音に時代を感じる。

ああ・・ この音でしたね

ベースの音はかなり太い音が出てました。サイン波そのまんま、みたいなのも。

楽器屋での最近のデモンストレーション映像。
これはFX-30という、FS-30のステージ版かな? 80年代前半くらいの機種。音源の傾向はFS-30と同じはず。ライディーン、これで弾くとハマるなあ。

これは一気に時代が古くなって、D-3Rっていう機種。1972年のもの。まさに電子オルガン!
リズムも含めて完全アナログ。味あるなぁ。

これもビンテージ。高級機種のはず。
トレモロとかアルペジェーターも搭載してて色んな音が出せるけど、まだまだ完全アナログ。
しかしドローバーさばき凄い。テクノ的なつまみいじりとは全く別の世界にある電子楽器の操作ですな。

機会があったらまた触ってみたいなあと…