大阪の家庭には必ず1台たこ焼き器があるように、大阪人なら必ず歌える名曲、上田正樹の「悲しい色やね」。
今、この曲ばっかり延々と聴いていたいという、悲しい色やねブームが到来中。
ということで、順番に聴いてみたい。
まずはオリジナル。
悲しい色やね / 上田正樹
本人による最もオリジナルのレコーディングに近いバージョンであろう。格好いいな。もう素晴らしいとしか言えない。
悲しい色やね / 上田正樹
ちょっとアレンジがファンクっぽくなった1984年の本人バージョン。この時点でこの曲の自由さが伺える。
悲しい色やね / 上田正樹
本人によるピアノ弾き語りバージョン。ちょっど珍しいかも。
悲しい色やね / 上田正樹
2008年らしい。大きく崩したアレンジとアドリブパートがファンの間で物議を醸し出したバージョン。このバージョンを聴くとカラオケで歌うときにイエスと入れてしまう。しかしHold me tightの前にPleaseを入れるのは、どうか。
悲しい色やね / 上田正樹
2016年、最新の悲しい色やね。最新のポルシェが最高のポルシェ、最新の布袋が最高の布袋ならば、最新の上田正樹が最高の上田正樹である。上の2008年スタイルを踏襲しているが、Pleaseは消えた。
悲しい色やねには多くのカバーがあり、どれも秀逸である。
悲しい色やね / 和田アキ子
和田アキ子バージョン。こりゃ~どう聴いても大阪の音楽だ。喧嘩強そう! 梅田の東通り商店街あたりで流れていてほしい。
悲しい色やね / 久保田利伸
いや~これは凄い。久保田利伸の歌唱力に圧倒され続ける快感。
悲しい色やね / 米倉利紀
エロさがとんでもないことになってる米倉利紀バージョン。何も足す必要の無い世界。
悲しい色やね / カールスモーキー石井
カールスモーキー石井色がしっかり出てるこのバージョン、かなり好きである。
悲しい色やね / チョー・ヨンピル
日本人には出せない韓国の郷愁が付加されたバージョンとでもいうか。釜山港へ帰れ感があるというか、むしろ釜山港の色は悲しい色やねというか。K-POP。
悲しい色やね / 五木ひろし&オール巨人
1コーラス目は五木ひろし。五木節としか言いようのないグルーヴ、横浜たそがれ感が付加されたようである。そしてオール巨人の歌唱力がこれまた凄い。
悲しい色やね / 氷川きよし
意外にも氷川きよしに演歌感は無くストレートに歌い上げてる。
https://www.youtube.com/watch?v=Yq2ityovLC8
悲しい色やね / 森進一
森進一バージョン、完全に成立していて凄い。冬のリヴィエラ感である。いや、襟裳岬か。大阪よりもっと寒い地域の海を見てる気がする。流氷とか。
悲しい色やね / 木村拓哉&明石家さんま
ほとんどキムタクが1人で歌ってる。歌はともかく、ギターが怪しい。そんなコードじゃないだろう…
明石家さんまに歌って欲しいなぁ。アミダババアの唄みたいな感じで超ブルージーになりそうなのだが。