対馬DJツアー 2/3 街歩き編

街歩きが楽しい!対馬の厳原町

3/23に対馬にてDJ出演ツアーをしたエントリの続きです。
街歩き編ということで、対馬の色々なおもしろスポットをご紹介。

1/3 パーティ編
2/3 (これ)街歩き編
3/3 絶景編


対馬はこんな所にある離島で、位置的には福岡県の上だけど、長崎県に属してます。

地図を見ると分かる通り、福岡からも長崎からもちょっと遠くて、むしろ韓国に近いという絶妙な場所。
古来から日本と朝鮮との交易の重要拠点として長い歴史を歩んできた島ということで、歴史文化の香りがする。
その香りが対馬独特のエモみを醸し出していると言ってもいい。それは対馬随一の町である厳原町を歩けばすぐに感じられる。


厳原はこの辺。
下対馬の真ん中あたりにあります。

スーパーマーケット視察は旅の基本!?


街の中心部はこの辺。
大町通りという大きな通りには、ティアラというショッピングセンターがある。

そのなかにレッドキャベツというスーパーが入っている。

遠くに行った時は地元のスーパーに寄って、売っている物を見るのが好きだ。
特に鮮魚、牛乳、納豆、卵、調味料のコーナーは地域色が出るので、それを見るのが楽しいのである。
というわけで、鮮魚売り場をチェック!


ぶりやかんぱちが、かなりお手頃価格でゴロゴロ売られているのはさすが対馬!


対馬さんの連子だい。


お造り用のひらす。
さすが絶好の漁場である対馬、海産物の充実度がすごい。


韓国人観光客向けに大量にラインナップされたお菓子類も。特に「ふんわり名人 きなこ餅」「うまい棒」が大人気のようで、ガッツリ買い込んでる韓国人さんを何人も目撃した。そんなに人気なのか! 確かにふんわり名人美味いけど。

甘い醤油が大好きなので


対馬には「江口醤油」というローカルの醤油があり、そのラインナップも充実している。


少し歩けば江口醤油の本店がある。かなりレトロな店舗だ。


店内には定番の醤油から、


玉子かけ醤油、あおさ醤油、ぽん酢、めんだしなど、様々な商品がラインナップ。これら、テイスティングもさせてもらえる。


特にこの「あおさ醤油」はめちゃくちゃ美味い!
冷や奴にかけるだけで、海の香りがバーっと広がる。


変わったところでは「焦がし醤油プリン」なんていうのも売られている。

九州の甘い感じの醤油が好きな人には是非お勧めしたい、対馬の江口醤油。

Amazonにもラインナップしているが、あおさ醤油はネットでは売られていないようなので、対馬まで買いに行ってほしい。

江口醤油さんには、醤油ソフトクリームを開発して、店頭で販売して欲しいな、と思う。
あの濃くて甘い対馬の醤油は、ソフトクリームにすると絶対美味いこと間違い無い。

ところで、岩手県の陸前高田にある醤油店「八木澤商店」さんが醤油ソフトクリームを販売していて、これが絶品で人気だった。

暑い夏、醤油ソフトを食べたい!
ということで江口醤油さん、是非、醤油ソフトクリームをご検討ください!!

素敵な路地がいっぱい

厳原の街には、味のある路地がたくさんある。


思わずナイス路地と言いたくなる路地天国だ。


何撮ってんだよ!


このへんは居酒屋やスナックがいっぱいあるような、夜の街でもある。


今回のパーティのポスターも、街のあちらこちらで見かける!おお、自分の名前がここに載ってる…


ティアラの観光案内所の中にまで!! ありがたい…あたたかい…


突然階段が出現して、登ってみたら神社があったりとか


物凄く立体的な土地活用がなされた住宅も。


いつも?


気になるラーメン店「あなぐらぁー」


ソーラーでカクカクと揺れるやつが一斉に揺れていた車。揺れて揺れてこの世界で…


こういう感じのガッチリとした石垣がそこら中にある。
対馬には独特の石積み文化があって、武家屋敷や金石城、神社に至るまで、石積みも対馬の風情を醸し出すものの一つだ。


NTTの前には「朝鮮通信使幕府接遇の地」の石碑と、オールドファッションな郵便ポストが!

そう、対馬と言えば朝鮮通信使の地。


こんな壁画もある。

デジタルハリウッドが開校!

歩いていると、突然目に飛び込んできたのが…


デジハリこと、デジタルハリウッド・スタジオ


なんと、お肉屋さんの上にある。デジタルという言葉のイメージとは遠そうな建物だけども!?


中はiMacがずらりと並んでおり、まさにデジハリであった。

デジタルハリウッド・スタジオ対馬は、去年の11月に開校したばかり。初の離島でのデジハリである。

なぜ離島にデジハリを? と思うけど、産業の少ない離島こそ、デジタルコンテンツやネットに精通して、日本中、世界中を相手に商売する必要があると思う。
デザインも、サイト制作も、メディア運営も、ECサイト運営も、ライティングも、プログラミングも、どこに住んでいてもできる仕事だ。

日本のほとんどのローカルが直面している人口減と高齢化、そして跡継ぎ不足による産業の規模縮小問題に対して、個人がデジタルコンテンツを扱う技術を持つことで情報の流通がなめらかになり、少しでも地域問題の解決に繋がれば素晴らしい。
なので、デジハリの対馬開校はとても興味深い。

これを食べないと始まらない「対馬バーガー」

初めて対馬に上陸した時に食べて、その美味さに衝撃を受けたご当地バーガー「対馬バーガー」


対馬バーガーのお店「KIYO」さんは、SHAKEが開催されている「MiklyWay」の下にある。


気になるでしょ、これ


対馬を舞台にしたコミック&アニメ「アンゴルモア 元寇合戦記」とコラボ中で、数多くのイラストや原画が飾られている。


メニュー表はこちら。さ~どれにしようかな!?


2大名物メニュー「対馬バーガー」「とんちゃんバーガー」


その2つと、はちみつレモンを味わえる、対馬をガッツリと堪能できる「まるごとつしまセット」をオーダー!
豪華にいくぜ!

このはちみつレモンは、対馬産のニホンミツバチの蜂蜜を使ったもの。

この蜂蜜は凄くて、まずニホンミツバチは対馬にしか生息していないこと、そして採蜜は年に1度しか行われないことから、めちゃめちゃレアなのです。そして、物凄く風味があって濃厚!

対馬産の蜂蜜 これがすごい

まさにセレブのための最高級蜂蜜。びっくりしますよこれは!


そして運ばれてきた「とんちゃんバーガー」「対馬バーガー」


こちらが「とんちゃんバーガー」

とんちゃんとは、対馬を代表するB級グルメ的なもので、Wikipediaによると

醤油、味噌などをベースにした甘辛の焼肉ダレに漬けこんだ豚肉を、キャベツやもやしなどの野菜と一緒に焼いた料理のことで、戦後間もなく北部対馬で在日韓国人により広められたのがルーツと言われている。地元の精肉店によって日本人の口に合うように工夫された。

というもの。要は、甘口に調理された豚肉の焼肉であります。
これがトマト、レタスと合わさってバーガーになってるわけです。
美味~~!!

とんちゃんは冷凍の肉とタレも売られているので自宅でも作れますよ!


そしてこちらが「対馬バーガー」
KIYOさんオリジナルの、対馬の地の食材を楽しめる絶品なバーガーであります。


パテの中には対馬産のひじきが、そしてパテの上に対馬産のイカがトッピングされたもの。
とにかくこれがもう絶品すぎて。たまらん味なのです!

対馬に行ったらまず対馬バーガーにノックアウトされることをお勧めしたい。

ちなみに、対馬産蜂蜜と、対馬産ブルーベリーを使ったオリジナルソーダである「ツシマ・サンセットソーダ」というものがある。


ブルーベリーの果実感がしっかり感じられ、そこにほんのりとした蜂蜜の甘さが乗り、さっぱりとした後味のソーダ。
これも最高に美味い!

居酒屋ではこんな珍味も

対馬の居酒屋も楽しい楽しい。
十志や」という居酒屋にお邪魔しました。


このメニュー表!! 気になるものがいっぱい…


これ、なんだか分かりますか?

「おがみぜ」という名前で、カメノテとも呼ばれてます。

爪の手前の袋状になってる所をバリバリっとめくれば、ちょっとだけ身が入ってて、それを食べるのです。
ほんのちょっとしか食べる所が無い!
まさに珍味であります。


おがみぜを出汁にしたみそ汁、う、美味~~い!!


これは「真珠貝柱の酒蒸しポン酢」
真珠養殖も盛んな対馬ならではの味覚でしょう。噛み応えもソフトで、サッパリとした味付けが嬉しい貝柱!


「ササイカのバター炒め」
対馬の海産物といえば何といってもイカ! ヤリイカとも言われるこのイカ、とてもソフトで食べやすいのです。
十志やさんの味付けがまた素晴らしくてクセになってしまいました。


十志やさん、日本酒には高知の地酒が揃っていて、土佐鶴、酔鯨といった純米酒を楽しみ…


夜中2時頃まで飲んで喋って盛り上がりすぎました!
向こうのおじさん、すっかり寝てます。

そんな対馬、厳原のコンパクトな街だけでとても楽しいのであります。