初めてCDをプレスして20年経ったけど、変わらないのは1枚目を開封した時の高揚感

初めてCDをプレスして20年経ったけど、変わらないのは1枚目を開封した時の高揚感

これは何の箱か?というと、本日、プレス工場から届いたCDです。

BUBBLE-Bの、2010年から2018年までの作品集「ガモリ3」です。
自分の作りたい音、そして作ってきた音を、全方向に素直に出した集大成です。

あ、ジャケはまだ見せません。

今回、初めての紙ジャケプレスなので、とてもコンパクトで無駄が無くて素敵です。しかもこれで1000枚あります。
これまではプラスチックの「ジュエルケース」でプレスすることが多かったのですが、あれで1000枚作るともっと大きな箱が10箱来ます。そんな物はもう置けません。

「この配信の時代に、なぜCDなのか」
これは、音楽がもたらす人と人とのコミュニケーションという側面において、何かしらの意味を持つものだと思います。

もう何年もデジタル配信やってます。iTunesでもBandcampでもSpotifyでもAppleMusicでもAWAでも。
デジタル配信オンリーのタイトルも多くあります。

手軽、場所取らない、何時間でも(?)アルバム作れる、24bitだって出来る。デジタルの利点は多くあるというのに、世の流れに反して、80年代の規格である「CD」を今作る。

microSDカードは小指の爪くらいの大きさで512GBも容量がある時代に、直径12cmのどこがコンパクトやねん!と言いたくなるサイズのくせして79分までしか収録出来ず、裏面に指紋を付けるな!という厳しい掟まである前時代のメディアに、自分の音楽を届けてくれと託したのです。

CDはデジタルな癖してアナログ的で、人と人との対面コミュニケーションを生み出すのが最大の利点です。それでいて、iTunesでリッピングしたら、しっかりデジタル。
デジタルとアナログの良いところ取りなんです。俺は何を言っているのか。

とにかく今年は自分が初めてCDをプレスしてから20年目、当時と変わらないのは、工場から届いて最初の1枚目を開封する瞬間の高揚感です。それは、年代物のワインや最新のゲーム機を開封する時や、納車されたばかりの新車のエンジンに火を入れる時の高揚感に似ていると思います。

4月28日 M3 あ-02b「SPEEDKING PRODUCTIOS」にて、リリース。