コロナ後に、僕たちがやるべきこと

街から人が減った。
まず外国人がパタリといなくなった。
人混みの場所に行くなと言われ、日本人もぐっと減った。
大好きな街も店も、スカスカになった。

311の時のような自粛じゃなく、あくまでも感染を避けるための処置だ。
それは分かっているのだけど。

いつまで続くか分からないこのストレス。

週末、いつもよりだいぶ人が少ない道頓堀を歩くと、武漢を応援するのぼりが掲げられていた。
外国人に愛されている街、そして人情の街ならでは。
なにより商売の街ならでは。また来て、買うて、食うてや、と。

異常事態だ。でも、こんな時でも営みは続く。

どの飲食店に聞いても、「今はだいぶ落ち込んでます」と言われる。
それが悲しい。

色んな音楽イベントが中止になった。
ミュージシャンも、ライブハウスやクラブで働く人も、みんな困っている。

仕方ないけどね。
でも、ライブハウスで感染者が出たことが繰り返しテレビで報道されてから、音楽をやってる人に一方的に悪いイメージを持つ人が増えたとか。

もう少し経って落ち着いたら、僕ら「世の中を盛り上げる側」が頑張る必要がある。

グルメライターは美味しいグルメをガンガン紹介して、落ち込んだ消費を取り戻させるくらい世の中を刺激しよう。
バンドマンやDJはライブハウスやクラブに仲間を集めて、最高に盛り上がる音楽とともに、音楽に着せられた汚名を挽回しよう。
旅好き温泉好きは日本中、世界中の素敵な場所にどんどん行って、その様子をブログやSNSで自慢して、みんなを旅気分にさせよう。

なんでもいい。まだまだある。
だらだらと消費が落ち込んだままだと、本当にまずいことになる。

エンターテイメントは災害時には無力かも知れない。
でも、世の中を盛り上げるのはいつもエンターテイメントの役目だ。
ライターもミュージシャンもブロガーもパフォーマーもダンサーも趣味人も、全力で走り回るときがすぐそこまで来ている。

もう春なんだよね。