なぜ私は「BUBBLE-B」という名前なのか

「BUBBLE-B」という名前で色んな活動をしている。
2000年からだから、もう20年になる。

「なぜ、そんな名前なんですか? 意味は? 最後のBは何ですか? ハイフンは全角半角?」
と、これまで1万回くらい聞かれてきた。

BUBBLE-B名乗り始め20周年記念のこのタイミングで、ちょっと書いておきたい。

「バブル期の曲をかけるDJ」をしたから名乗り始めた

BUBBLE-Bという名前のBUBBLEとは、「バブル経済」のBUBBLEである。
あれは1998年、京都のクラブメトロにて「なぞのかま田さん」の結婚式2次会パーティがあり、そこでバブル期のJ-POPばかりを8cm CDでかけるという、当時まだ誰も手を付けていない分野のことをやったのが最初。
クラブでJ-POPはおろかバブル期のヒットソングなんて笑いものだった90年代末、いわば変名のような感じでそう名乗り始めた。

何か正式なリリースなどがあったのは2000年に入ってから。
バブル期J-POPだけでミックステープを作り、そのDJ名に「Bubble-B」と名乗り始めた。ミックス名は「BUBBLEMIX Vol.1」だ。
面白サンプリングばかりのアルバムを作り、そのアーティスト名も「Bubble-B」とした。アルバムのタイトルは「金持ち男’90」だ。ごめんなさい、としか言えないタイトルとジャケと内容である。

そんな名前を名乗る必要があったのは、先にやっていたナードコアユニット「カラテクノ」というのが、複数名のユニット名であって、その中での自分の個人名というのが特に定まってなかったためである。

「-B」というのはドラムスベースDJの「DAZZLE-T」さんに影響された。あと「HOWIE B」「JONNY L」といった表記のアーティストにも影響されたのだろう。「アニエスB」とかトシちゃんの事務所「Double”T”」には特に影響を受けていない。
それくらいで、特に意味があるわけではない。

でも「バブル期の~をする」みたいな活動はすぐに飽きて、ソロ名義は全部「BUBBLE-B」にするということになり、なし崩し的に今に至る。

表記は?大文字小文字?

これ、初期の頃は「Bubble-B」と表記していたのだけど、2003年くらいから全部大文字で「BUBBLE-B」と書くことにした。「B」が続くのでなんとなく面白い字面だから、である。trfがTRFになり、GacktがGACKTになり、TOSHIがToshlになった今、Bubble-BはBUBBLE-Bなのである。

とはいえ、いろんな書き方をされるのが面白い。
全部小文字のbubble-bとか、Twitterのアカウント名みたいなbubble_bとか、なぜか最後だけ大文字のbubble-Bとか、ハイフン無しのBUBBLE Bとか、綴り間違いのBABLE-Bとかもあった。BUBBLE-Bでよろしく。

略し方は?バボ?バブ?

「バボバブ問題」と呼んでいるのだが、「バボさん」と呼ばれる場合と、「バブさん」と呼ばれる場合がある。

これは人によって異なる。「バボさん」と最初に呼んだ人はずっと「バボさん」のままだし、「バブさん」と最初に呼んだ人は「バブさん」のままだ。

BUBBLEを英語っぽく読むと「バボゥ」であるから「バボさん」。
対して、BUBBLE-Bを日本語読みすると「バブルビー」であるから「バブさん」。

バボさんもバブさんも、変な呼び名であることには変わらないが、どちらが良いかと言われればバボさんの方。
NESTLEと書いてネスレ、Oasisと書いてオウェイシス、JAGUARと書いてジャグァ、DJ KAORIと書いてDJケオリであるので、BUBBLEと書いてバボでよろしくである。

本名は使わないのですか?

DJネーム、アーティストネームであり、ハンドルネームでもあるBUBBLE-B。
そうやって本名とは別の名前を使っている人は多いが、著書を出した時の作者名であるとか、作曲した時の作曲者名には本名を記載する人も多い。

不肖自分も2013年に著書を出版させて頂いたが、その時編集さんに「著者名は本当にBUBBLE-Bで行くのですか?本名じゃなくても良いのですか?」と確認されたことがある。

そうか。著作はネットよりもずっとフォーマル(?)なしっかりとした場。ネットではふざけた名前でも、本として出版する時はカチッと本名にして故郷に錦を飾る、親から与えられた名前が世に出るという親孝行を果たす一面もあるのか、と思った。

しかし即答で「いや、BUBBLE-Bで」と答えた。

なぜなら、自分の本名は「中島敦」であり、どういうわけだか昭和の作家の名前と同姓同名なのである。

この丸眼鏡の人が中島敦さん

親には「どういうつもりで名付けたのか」「何故昭和の作家と同じ名前にしたのか」「将来出版する時に困ると想定できなかったのか」と聞いてみたことはあるが、多忙を理由に期限内に明確な回答は得られなかった。

本名での創作活動は、様々な面で支障を来す。

例えば「本店巡礼」をAmazonで買おうと思った人が、検索に「中島敦」を入れた時、検索結果に何がヒットしますか?
また、昭和の文豪の本をAmazonで買いたいと思った人が、検索に「中島敦」を入れた時、チェーン店がどうのという本がヒットしたらどう思いますか?

どちらも困るのである。
これは著名人と同姓同名の人なら誰しも起こりえる現象だ。

なので本名での創作活動は行わないと決めている。

でも日本人にとっては、日本の名前である「苗字+名前」形式がキャッチーで覚えやすいことも事実。
中島裕之さんが「中島らも」というペンネームだったように。
自分も「中島ばぼ」と名乗る日がそのうち来るかも、来ないかも。

BUBBLE-Bという名前が気に入ってるかと言われると、チョイ微妙だ。

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