人生初の同人誌を作ってみた
20代の頃からCDを作って、同人音楽即売会のM3で頒布させてもらったりと、自分の同人活動といえばずっと音楽であり、それが自然なことだった。
同人誌とは絵の描ける人が作るもので、絵の描けない自分には縁がないと思っていた。
しかし40代も後半になって、同人誌デビューをした。
しかも、ローカル回転寿司チェーン店についての本である。なんで!?
初の同人誌
「ローカル回転寿司チェーン店のススメ」
B5判 56ページ オールカラー
ありがたいことに商業Webサイトや、自分の「本店の旅」ブログに、飲食チェーン店に関する文章をたくさん書かせてもらっている。
ちょうど10年前の2013年には、大和書房から「本店巡礼」という本を出版させて頂く機会にも恵まれた。
「本店巡礼」は初版の部数が多かったので重版はかからなかったけど、出版から2年くらいかけて完売にたどり着けた。めちゃめちゃありがたい。買ってくれた方々、ありがとうございます。
それ以降もライフワークである飲食チェーン店探訪は続いており、リアルイベントでそういったトークをする機会も多くあった。でも、物販で売る商品が何もなかった。
そういう場に、BUBBLE-B feat. Enjo-GのCDを持っていくのも難しい。そりゃそうだ。
また出版のお話来ないかなあ~なんてボンヤリと思っていたけど、そんな機会も無く。
ブログやWebサイトというインターネットでのアウトプットは数あれど、やっぱり紙で、リアルな世界に対してモノを作ることとは何かが違う。手応えが違う。
コロナも落ち着いた今、2023年4月にマニアフェスタが開催されるタイミングで、いっちょ同人誌を作ったるで!と重い腰を上げた。
ズブの素人なので、同人誌の作り方を検索するところから始めた。道のりはなかなか長かった。
なぜ回転寿司なのか
全国のチェーン店にたくさん行く中で分かったのは、その地域とのリンク具合が最も高いのがローカル回転寿司チェーンだということ。
生ものを多く扱うので、近くの港や市場から何を仕入れるか?がダイレクトにその店の個性となるからだ。
回転寿司は面白い。一皿100円から、高くても1000円もしないのに、これぞ!という一皿を食べると、その日1日ハッピーな気分になれる。
全国チェーンの大手回転寿司だとそういった出会いはあまり多くないが、個性際立つ回転寿司だとそれがある。
好き過ぎて何度も行った小田原の「あじわい回転寿司 禅」も、そういった「味との出会い」が多くあった。それをマシンガントークでキュレーションしてくれる西尾店長がいたから、出会いに気付いたとも言える。
でも、ローカル回転寿司チェーン店ってどうやって知るの?
どこかにまとまってるの?
それが、ない。そもそも、ローカルチェーン店の情報がまとまっているサイトがない。自分の管理する「本店の旅」しかない。
そういう本が欲しいなあ…というイメージで、出せるだけの情報を出し切るように、一気に集中して完成したのが本作だ。
この、自分の謎の集中力は、2021年にコロナで旅ができなくなって、「最果てアンビエント」を一気に作った集中力に近いかも。
普段は散漫で集中力に欠けるのに、何かに火が付くと猪突猛進してしまう。
何から何まで自分で作ってみて分かったけど、案の定「同人誌臭さ」がプンプン漂う本になった。ああぁ、ここをこうしておけば…なんて印刷が終わってから気付いたり。
人生初の同人誌デビューで、達成感と反省感(学習感?)が同時にやって来る感覚を味わっています。間違いなく人生の経験値が一つ増えたなと。
何年か後に見返して恥ずかしくなっても、それはそれで一興。
これを読んだ人が旅に出たくなったら、それで幸せ!
ニコニコ超会議 マニアフェスタにブース出展します!
4月29日と30日に幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2023」内の「マニアフェスタ」に、「飲食チェーン店マニア」としてブース出展します!
マニアフェスタへの出展は2019年、アーツ千代田 3331での開催に参加して以来4年ぶりだし、ニコニコ超会議なんて初めてだ。
なのでニコニコ超会議を楽しみたい気持ちがあるけど、ここはブースの人として出歩けないので、みんなブースに来て下さい!!
もちろん新刊買ってね!
通販の予約も受け付けます!
SPEEDKING PRODUCTIONSやTOY LABELの作品を販売している「BUBBLE-Bストア」でも販売します!
5月3日配送予定で、ただいま予約を受付中。
予約特典として、「本店の旅」ステッカーを1枚プレゼント!
ショップでの委託販売の予定も!
もちろん行います!
現在決定しているのは、いつもお世話になっている大阪のシカクさん。
徐々に増やしていければと思います!
買ってね!!!!