お盆

お盆は霊を供養するための日であり、ただの祝日では無い。

昨日のトークイベントで、20年近く前から今に至るまでの様々な話をしたのだけど、その中に出てきた人が既に何人か鬼籍に入っている。

一緒にイベントをやった人、雑誌に採り上げてくれた人、色んなことを教えてくれた人、一緒に音楽をやった人 etc

人が亡くなることを止めることは出来ない。その訃報は突然やってくる。

人は死ぬ。理由は色々あれど、いずれ死ぬ。もちろん自分もいつか死ぬ。
でもたまに、若くして突然死ぬ人もいる。

出会いが多ければ多いほど、たくさんの死に目にも会う。これは仕方が無い。
それが嫌ならずっと一人で家で寝てるしかない。

なので昨日の裏テーマとしては、「会いたいと思った人には何としてでもすぐに会え」でした。

しょうもない交通費をケチってる場合ではない。

お盆になって霊として降りてきてからでは、もう遅いよね。

3時間ソロトーク!「BUBBLE-Bのこれ、言っていいんですか?」

8月11日(金) 19時より、京都cafe la siestaにてBUBBLE-B3時間ソロトークイベントを行います。

題して「BUBBLE-Bのこれ、言っていいんですか?」

今年で41歳、京都に来てから早3年。
笑える話、笑えない話、怖い話、暗い話、恥ずかしい話、しみったれた話、さわやかな話、幸せな話、おいしい話、キツい話、儲かった話、損した話、気持ちよい話、クソな話、いい奴の話、やな奴の話、都会の話、田舎の話を語ります。

入場は無料です。でもカンパ制ですので、面白かった方はチャリーンをお願いします。
お礼として額に応じてCDを在庫処分プレゼントします。

1000円:1枚
2000円:3枚
3000円:7枚

■タイトル
BUBBLE-B「118」
カラテクノ「演武レイヴクロニクル」
BUBBLE-B feat. Enjo-G 7インチアナログ「ぞっこん!バーベキュー」
デステクノコンピレーション「SPEEDKING Vol.5」
デステクノコンピレーション「8bit RAVE」
あじわい回転寿司禅 トリビュートコンピレーション「Sushi Disco」
気仙沼でのパーティ記念コンピレーション「横丁ライジング ~気仙沼大好き人間たちのハメ外しすぎ THE WORLD~」
TOY LABELコンピレーション「ROBOTCH2001」
謎の企画CD ビス・ゲイディス「MY LIFE」
BUBBLE-Bリミックス参加の台湾HIPHOPアルバム 「發生了什麼事?」
その他あるかも。現品限り。

■その他物販
書籍 「全国飲食チェーン 本店巡礼 ~ルーツを巡る旅~」 1,300円 (こちらはカンパプレゼント対象外)

ご来場くださいませ。

利尻島に何度目かの上陸をして 後編

後編は、細かい話。
今回の利尻島への旅は、今までとパターンを変えてみた。

  • 稚内空港まで初めての飛行機
  • 利尻島に3泊
  • ドローン持参
  • この3つが今回の新しいポイントだ。

    これまで何度も北海道に上陸してきたけど、日程がタイトな今回は、新千歳~稚内線のANAを初めて利用してみた。
    稚内行きの便はボンバルディア Q400のプロペラ機だ。飛行時間も1時間に満たず、これまでオロロンラインや特急利尻などで何時間もかけて北上していたのは何だったのかというくらいあっけない。


    飛行機からノシャップ岬が見えた。


    11:15に稚内空港に着き、稚内駅周辺に行くのは路線バスである宗谷バスだ。この乗り継ぎはスムースで助かる。


    稚内駅。キタカラという駅ビルと一体化した、道の駅兼鉄道の駅。


    なんせ列車の本数が少ない。

    が。問題はここから。利尻行きのハートランドフェリーの本数は1日3本しか無く、午後は16:40まで無い。
    つまり、12時頃に稚内駅に着いたは良いが、16:40までひたすら待たされるのだ。マジかよ。

    稚内駅にあるキタカラもちゃんと中に入って色々見てみた。稚内駅なのだけど、ほぼ9割くらいは道の駅として機能しているような作りだ。
    とりあえず腹が減ったので、稚内市内をウロウロ。


    ここは既にラーメン屋ではないが、まだ壁に名残がある。


    ちなみに2003年に来た時。ペンキの色が褪せてないしまだラーメン屋だった。入れば良かった。

    稚内のソウルフードであるチャーメンを食べに、大王本店へと入った。




    出汁が効いているあんかけが、とても暖まる味だった。

    まだまだ時間が余っているので、稚内温泉童夢に行こうとバスに乗る。
    バスはノシャップ行き。途中のノシャップ岬の所までしか行ってくれない。ちょ、待てよ、そんなところで降ろすなよと言いたいが仕方ない。
    ノシャップで降りたらトイレに行きたくなり、公衆トイレでツイッターを見たりしてノンビリと時間を過ごす。平日、会社を休んでこんな所まで来て何をやっているのだと感じる至福の時間。

    30分くらい時間をつぶし、その先まで行ってくれるバスが来たので乗り、稚内温泉童夢にたどり着いた。まさに10年以上ぶりである。

    昔来た時はロシア人がいっぱいいたなぁ、なんてことを思い出して入浴のチケットとタオルを購入。
    一応帰りのバスの時間を見てみると、なんと… 10分後か、2時間半後か、しか無い。
    おいおい、2時間半後のに乗ると、利尻に行く最終フェリーに間に合わない。じゃ、10分後のに乗るしか無いが、それでは温泉に入れない。
    泣く泣く温泉のチケットを返金してもらい、10分後のバスに乗って稚内駅に戻った。
    そこからフェリーターミナルで1時間以上待って、ようやくフェリー乗船… 何もしてないのにもう夕方だ。
    んん~、飛行機で稚内空港まで行く人の乗り継ぎを、もうちょっと考慮してもらえませんかねぇ~ハートランドフェリー様。


    やはり利尻島が近づくとテンションが上がる。


    まだまだ雪が残ってる。

    今回、利尻で泊まった宿は、去年の夏に引き続いて「うみねこゲストハウス」。去年オープンしたばかりのここは鴛泊港から徒歩すぐの好立地にあり、窓から利尻山がドーンと見えるという最高のゲストハウスだ。

    素泊まりオンリーのお手頃価格で、利尻で自由に滞在したい僕みたいな人間には最高。よくぞ…この場所に絶好のゲストハウスがオープンしていただいた…とつくづく思う。
    そんな場所には引き寄せられるようにディープな旅人が次々とやってくるから、いるだけで旅人仲間がどんどん増えていく。礼文島の星観荘もそうだけど、仲間が増えていくのが旅の魅力だと思える人には最高の場所だ。


    談話室「島時間」からは一面の利尻山ビュー。どれだけ見ていても飽きない。



    本棚には何と弊著「本店巡礼」が!
    去年この話をした直後、購入されて蔵書になったのだ。
    約束通り、サインを入れた。あぁ、至福。

    昼ご飯や晩ご飯は自分で調達しにいく必要がある。それがまた楽しみである。



    居酒屋「力丸」にて、ホッケを食べる。最高だ。

    今回なにより衝撃だったのは、鴛泊にある中華料理「笑う角」の麻婆豆腐。



    まさか利尻島でこれほどまで本格的な四川麻婆豆腐に出会えるとは全く予想をしていなかったので、完全にノックアウトされた。

    そしてオープンしたばかりのバー「BAR DE CERO」に初入店。凄く良い雰囲気で、初対面なのに話が盛り上がってしまい、再訪を誓った。



    とても利尻とは思えないくらい(失礼)アーバンでオシャレであった。

    夜はゲストハウスの談話室で話が盛り上がり、利尻島ローカルな乳酸菌飲料「ミルピス」を焼酎で割る時はどのバランスが最適か?をテストするなど、楽しい夜が過ぎていった。


    そうそう、今回はドローンを持ち込んで島を撮影したので、その即席・仮編集の上映会も行ったのだった。

    ドローンを利尻に持ち込むなんて去年の来島時点では考えもしなかったことだ。ひょんなことからドローンに興味を持ち、年末に購入。
    それから各地でフライトさせているが、楽しいのなんの。ラジコンというより「羽のあるカメラ」と捉えている。

    しかし、Phantom3は大きい。持って行きたいけど持って行けるのか?と、色々悩んだ。

    旅に出る時、どれだけの荷物をどのようにして持っていくか。パッキングには、人それぞれの個性や考え方が出ると思う。
    1泊の国内のツアーなのに、巨大スーツケースをゴロゴロ転がしていく人もいれば、数泊の海外旅行なのに普通のリュック一つで済ます人もいる。
    僕は後者で、いつも荷物は極限まで少なくする。着替えとカメラと、ティッシュ的な最低限のアレがあれば、大抵の旅は出来る。
    (登山のような特殊なことをしないことが前提だが)
    着替えすら、洗濯できたり気軽に買えるような場所だと、持って行く必要がない。
    本は1冊も持って行かない。全てKindle。
    ノートPCも今やスマホの機能で十分なのでもう必要無い。
    そう考えると、普通のデイパックでだいたいどこへでも行ける。

    今回はドローンを持って行ったのだけど、ドローンをそのままリュックの中に入れた。正確には、ドローン本体とバッテリー2個と充電器と送信機。
    Phantom3はデカいので、宅配便で宿に送ることも考えたけど、そのためにはハードケースが必要となり、それが無駄に高い。そしてそれを買ったところで今後の出番も無い。
    ということで手持ちになった。着替えを緩衝材にして、慎重に持ち運んだ。誰もこのリュックにPhantomが入ってるとは思うまい。

    今回滞在した4日間、ほぼ天気が悪かったけど、唯一晴れ間の出た2日目の午前中の間に、鴛泊港、姫沼、オタトマリ沼、ペシ岬という利尻の有名スポットでのフライトを無事に終えた。
    見たかった景色を、動く姿で、ちょっと珍しいところから見る。ドローンの醍醐味を最高に味わうことが出来た。


    鴛泊港にて。



    ペシ岬の頂上にて。


    定番のここでもフライトさせた。

    帰宅してBGMとなる曲を作り(こちら、「118」に続くBPMシリーズ第2弾「84」に収録予定)、映像も編集完了。ある日の利尻島が作品として完成し、旅を終えた。

    また9月に行く(行き過ぎ)

    ※ 実はいつも定点観測してます。


    2001年9月


    2002年3月


    2002年6月


    2004年8月


    2007年8月


    2017年6月

    去年撮り損ねた…

    利尻島に何度目かの上陸をして 前編

    先週、利尻島に行ってきた。
    北海道の北の果てにある、利尻山がそびえる離島である。
    これ、もう7回目の利尻島みたい。

    なんでそんなに何度もこの島に行くの?と問われると、明確な理由は無い。
    何か漠然と、「ここは良い場所だ」と感じるものがあるから、である。

    利尻山は日本百名山の1番目であり、登山家には人気の場所だが、登山の趣味が無い僕はいまだに登っていない。
    遠くから、圧倒的な存在感のある利尻山の稜線を眺めているだけで十分満たされるし、癒やされるし、何かしらのパワーをもらえる。
    それだけで「良い場所」と感じるのに十分である。

    初めて行った2001年にその絶景に感動してから、2002年に2回、2004年、2007年、2016年と行った。
    2002年は3月という冬のシーズンに上陸しており、雪に閉ざされる利尻島も経験した。

    去年行った時はその前から9年ぶりで、稚内駅もフェリーターミナルも色々と変わっていたが、山だけは全く変わらなかった。
    去年の夏は自分の心身の調子がいまいちな時期で、この山の景色を見て大いに救われた。
    やはり何か圧倒的なパワーがある。

    でも島には基本的に何も無い。温泉が2つ、あとはひたすら昆布と、最近不漁で高くなってしまった最高のウニ、くらい。
    最近は最高に美味しいラーメン屋「味楽」というのもある。

    それくらい。基本、何も無いから、余計に山の存在感が引き立つ。

    鴛泊フェリーターミナルの近くに去年開業した「うみねこゲストハウス」さんに、去年に続いて今年も宿泊させてもらった。
    ゲストハウスなので素泊まりは当然。ホテルのようなあれこれは何も無い。
    でも、窓から利尻島がズドーンと見える! 泊まった人と仲良くなれる! 以上!
    というところだ。

    刻々と変化する利尻山は、どれだけ見ていても飽きない。
    日が長くなって、夕暮れの利尻山を見ながらビールを飲む。
    それ以上の贅沢があったら教えて欲しいというものだ。

    今回はあいにく天気にはあまり恵まれなかったが、それでも随分癒やされた。
    まだ行くつもり。定期的に、こういう旅が必要だ。

    BUBBLE-B feat. Enjo-G新曲「爆走ミニバン ~Highway Star~」配信!

    前作「Yo! Sexy girl」以来およそ4年目となるBUBBLE-B feat. Enjo-Gの新曲をリリースしました!

    ミニバンをテーマにしたハイパーテクノです。

    こちら、Bandcampにて楽曲リリースしております!

    CDでのリリース予定やCDコンピレーション収録予定はありませんので、是非Bandcampをご利用下さい。

    なお、廃盤となっておりましたアルバム「レジャーやくさは君に語りかける」もBandcampにて配信中です!

    4月2日(日) 18時より、路上観察トークイベント「この世界の片隅にある看板」開催

    今週日曜日! 4月2日(日) 18時より、路上観察トークイベント「この世界の片隅にある看板」を、マスター 航太さんのお店、京都 cafe la siesta にて行います!
    ゲストは僕が尊敬してやまないお二人… 放送作家でライターの 吉村 智樹さんと、グラフィックデザイナーの藤本”ANI”健太郎さんです!

    街歩きトークイベント
    「この世界の片隅にある看板」
    4月2日(日) 18:00~21:00
    Entrance: 1 Drink & 投げ銭

    ■トーク出演
    吉村智樹
    (放送作家・ライター)
    藤本”ANI”健太郎
    (グラフィックデザイナー / 昔:Nendo Graphixxx)
    ■司会・聞き手
    BUBBLE-B
    (作曲家・1号店ジャーナリスト)
    ■内容
    この世界の片隅には、まだまだ知らない看板があるはずだ────
    街歩きの達人を迎え、収集した街のおもしろ看板や店名タイポについてひたすら突っ込むトークイベントです。
    著書「じわじわ来る関西(WEST)」を上梓し、関西の街歩きと丹念な取材をライフワークとして続ける放送作家でライターの吉村智樹氏と、著書「タイポさんぽ」シリーズを上梓し、街に溢れるタイポグラフィについてデザイナーの視点からのクールな分析をライフワークとして続けるグラフィックデザイナーの藤本”ANI”健太郎氏を迎えます。

    ———-
    タイムテーブル的には、このような流れとなります。
    18:00スタート
    ・BUBBLE-Bによるイベント説明など
    ・吉村智樹 トーク
    ・藤本”ANI”健太郎 トーク
    ・BUBBLE-Bによる空散歩 ドローントークと作品上映(少し)
    ・3者トーク
    ・著作、ステッカー即売会&サイン会
    というわけで、是非是非是非、お越し下さい。
    以下、エモみのある長文を書きます。
    ———

    吉村さんは90年代のディープ関西カルチャーの沼のど真ん中におられた方で、当時のJUNGLE LIFEでのモダチョキ矢倉邦明さんとの連載「DISCナウ」に感化されて今の僕のJ-POP DJがあります。初めてお会いしたのは吉村さんのサイト「それはヒミッツのアタックナウ! 」のオフ会が高円寺であった時で、 吉田哲人さんと一緒に行ったんですよ。あれはらもさんの訃報の直後くらいだったなぁ… そして関西に帰られてからの吉村さんに、京都 BlueEyesでの僕の「本店巡礼」トークイベントにゲストでトーク出演して頂いて再会させてもらい、吉村さんから一乗寺の恵文社でのイベントに呼んで頂いたりもし、そして最近は吉村さんのgooでの連載に登場させて頂いたりと、とても嬉しいわけです。

    そしてANIさんはもちろんネンドグラフィクス時代、それこそハイパーリッチレコードの初期「任天導師セガソニー」の時に知り、当時滋賀のド田舎にいた僕はその音と共に強烈な刺激を受けました。90年代の東京のテクノ界隈でネンドグラフィクスの影響を受けたデザインキッズは絶対多いと思います。やがて上京してイベントなどで何度かお会いして、僕のCDのジャケット「ガモリ2」の激ヤバなジャケデザインをやって頂いたりして歓迎でした。その頃、Omodakaこと 寺田 創一さんともお会い出来て、ANIさんがOmodakaのジャケデザインも手がけていて、ご一緒にポッドキャスト「SPEEDKING RADIO」にゲスト出演してもらったりとか…なんとも贅沢な… その後帯広に戻られてからも、m1dyさんとやっているポッドキャスト「これ、食えますか?」や、イベント「間違いだらけの金曜日」のロゴデザインもやってもらったりと大変お世話になっております。去年車で北海道に行った時は、帯広の激ソウルな豚丼屋「新橋」で念願の帯広豚丼を食べました。今回、ANIさんの著作シリーズ「タイポさんぽ」。その関西版の制作のための関西短気在住というタイミングがあり、またとない機会であることは間違い無いです。


    食べて分かった最強の「のり佃煮」頂上決戦!

    ついに来ましたのり佃煮ブーム!

    国民的とも言える「ごはんですよ!」をはじめとした様々なのり佃煮が、お茶碗のセンターの位置を狙って日々切磋琢磨しておるわけです。
    これは食べ比べせざるを得ない!

    しかしながら、調べれば調べるほど、のり佃煮の世界はローカルフードの世界でもあります。全国各地には様々なローカルのり佃煮があり、その全てを網羅することなどそう簡単には出来ない… まずはそんな高すぎる壁の最初の第一歩として、メジャーどころを中心に、Amazonや楽天で購入したいくつかの銘柄を11種類をリストアップ。その中から、真のお茶碗のセンターの位置を勝ち取る子を決めようじゃないか!というものです。

    ではさっそく評価に入っていきます。

    ■第1エントリー 「江戸むらさき ごはんですよ!」桃屋

    いきなり、食べてる途中の状態の写真ですまないが、日本ののり佃煮シーンのスタンダード「ごはんですよ!」。
    一体、ごはんですよ!とは何者なのか?

    どこにでも売っている、最もポピュラーなのり佃煮であることは間違い無い。これまでどれだけ、日本の食卓のご飯の上にオンザライスしてきたのか。日本ののり佃煮の歴史はごはんですよ!の歴史でもある。

    事実上、この味がのり佃煮の基準となるのだが、どうにも海苔感が薄い。確かに海苔を食べてるのだけど、目が細かいというか、噛み応えみたいなのが足りない。
    そして酸味が結構ある。酸味で食欲を刺激して、米をたくさん食わせようという味付けである。
    なにはともあれ、全国どこででも手に入る、単三乾電池のような超スタンダードのり佃煮

    ■第2エントリー 「アラ!」ブンセン

    関西地方で強いのり佃煮と言えば「アラ!」と「磯じまん」の2つである。この2つは全く性格が違い、「アラ!」派と「磯じまん」派に分かれると言われ、居酒屋では政治の話・宗教の話・野球の話・のり佃煮の話はタブーとさえ言われている。

    そんな「アラ!」。レトロな雰囲気のボトルデザインがイカす商品だが、これもかなり歴史あるものである。

    味の第一印象は「甘い」。のり佃煮の原材料を見ると、水飴が入ってるものと入ってないものに分かれるが、「アラ!」には入っており、この水飴の存在感が強い。つまり、トロ~~っとしている。その点でWET寄りである。

    そして海苔感は弱い。海苔が薄いというか、水飴の中に溶け込んでるような感じである。
    最大の欠点は、瓶のふたが死ぬほど硬くなることだ。

    ■第3エントリー 「磯じまん」磯じまん株式会社

    「磯じまん」は、特に大阪にて人気のあるのり佃煮である。壺を象ったガラスの瓶がレトロで可愛いのが特徴だ。

    こちらは「アラ!」とは対照的に、とてもDRY。水飴感がほとんどなく、箸で小瓶の中をディグるといった食べ方になる。その分、ソリッドな海苔感がある。

    味の方は全体的に薄味で、出汁が効いており、やや醤油のしょっぱさが勝っているような印象だ。

    ■第4エントリー 「おかずのり」S&B

    大手メーカー「S&B」によるのり佃煮「おかずのり」。チューブ式でとても使いやすいのが最高。箸でほじくりださなくても衛生的!

    S&Bといえば食べるラー油の分野でも、桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」に対して「俺たちのおかずラー油」という商品で果敢に対抗しているが、のり佃煮の分野においてはあまり存在感が無い。それでも「おかず」のキーワードを冠したラインナップで攻めている。

    味の方は、まず甘さを感じるが、この甘さの種類は「アラ!」のそれとは全く違う。深みの無い、舌先ですぐに感じるカジュアルな甘さだ。そして独特の苦みのような、鰹出汁のような香ばしさがある。これはこの商品の特徴のようで、他ののり佃煮とはかなり味わいが違う。

    ただ、あまり深みの無い味わいという感じがした。海苔感はそこそこ。

    ■第5エントリー 「江戸むらさき 生のり」桃屋

    王者桃屋による「ごはんですよ!」の上位概念。江戸むらさきの名にかけて、半端なのり佃煮は作らねえ!江戸っ子の意地見せてやらぁ!といった心意気を感じる紫色のラベルが印象的な「江戸むらさき 生のり」。

    これ、すげー良いです。「ごはんですよ!」で感じたチープさがなりをひそめ、海苔感が大幅UP! そして「ごはんですよ!」の酸味も抑えられ、「シンプルに、海苔の味を楽しんでくだせぇ」と言われているような気になる。

    そう、海苔ってこうだったよね、咬んだらちゃんと磯の香りが口いっぱいに広がるのが、良い海苔だよね、ということを思い出させてくれる逸品。これはオススメ。

    ■第6エントリー 「わさびのり」こゆるり屋(鈴廣)

    これは小田原ローカルのり佃煮と言える商品。というのも、蒲鉾で有名な小田原の「鈴廣」が作ってるのり佃煮である。

    鈴廣と言えばメガネスーパーと対峙する小田原の2大企業のうちの一つで、箱根駅伝の6区~7区の風祭中継地は鈴廣のショップ前というのが定番になっている、あそこである。

    他のラインナップと違い、わさびが入っていることが最大の特徴なのだが、わさびの美味さもさておき、海苔がちゃんと美味いのが流石の鈴廣である。

    全体的にほんのりとした甘みがあるが、醤油感は弱めで、ほんのりとした中にわさびのパンチを感じながら海苔も感じるという、ダブルでハッピーな逸品。しかしながらネット通販ではラインナップしておらず、買いたければ小田原や箱根の鈴廣ショップに足を運ぶ必要があるのが難点。ちょっとWETぎみ。

    ■第7エントリー 「四万十川のり」あいさと高知

    高知のローカルのり佃煮。高知と言えば四万十川で取れる青さ海苔で、それを使ったのり佃煮商品はたくさんあるのだが、なんせ希少ということもあり、高い。
    この「四万十川のり」も、1000円くらいする。他のラインナップが500円以下ということを考えるとちょっとずるい気もする。

    しかしながら、数ある高知ローカルののり佃煮で四万十川を謳ったもので、100%であるものは少ない。海苔自体の単価が高いため、他の具材と混ざった商品が多い中、これは完全に100%という物だ。強い。

    味の方は薄味で、やや甘みがある。これは、桃屋の「生のり」にて、海苔の良さをシンプルに味わうための味付けと同じものを感じる。そして何より、四万十川の海苔の食感が素晴らしい。噛み応えがあり、存在感のある海苔が、絶妙なバランスの味付けとなって瓶詰めされている。気軽に手に入らない商品だが、ローカルのり佃煮の中ではかなりレベルの高い逸品であることは間違い無い。

    ■第8エントリー 「大江戸日本橋 生のり」遠忠食品

    これ、凄く良いです! 全然ノーマークだったのり佃煮だけど、今回のラインナップの中で、かなりキャラ立ちしてる。

    なんせ、超ドライ。そして海苔一つ一つが、デカい、長い、分厚い。その結果、海苔をリアルに噛むような食感が存分に味わえる。このタイプののり佃煮は初めてと言っても良いくらいの衝撃。

    味付けは薄く、ややしょっぱさがある程度だが、とにかく海苔の感じを味わいたいなら、今回のラインナップではダントツだ。

    ■第9エントリー 「小豆島で炊いたうまいもん 天然岩のり」タケサン

    小豆島で炊いた」というネーミングがもうエモい。小豆島で採れた、ではなく「炊いた」である。炊くのならどこで炊いても同じじゃないのか?という気もするが、とにかくこれは小豆島で炊いているのであって、そこにエモさを感じてナンボの商品である。

    味の方は、昆布出汁が効いており、他のラインナップとは結構方向性が異なる。甘さがわりと強めだが、その甘さは砂糖や水飴の甘さよりも、昆布の甘さが前面に出ていることが最大の特徴。そして適度に海苔感もあるので、昆布のやさしい甘さと、そこそこの海苔感を同時に味わえる。

    小豆島と銘打ってるが、京都のスーパーで普通に購入。それほどローカル感は強くないのかも知れない。

    ■第10エントリー 「のり佃煮 岩のり入り」創健社

    これ、かなりWET! ウエッティーです。もう、ドロドロというか。ほとんど液体

    味としては甘さ一辺倒であり、方向的に「アラ!」の甘さをさらに進めた上で、「アラ!」のWETさもさらに進めたような具合。「アラ!」好きには間違い無く刺さりそうな逸品。今回のラインナップの中では最もマイルドで優しい味。

    原材料の中に水飴は入っていないのが関係しているのか、WETと言っても「アラ!」のような粘りけはなく、サラサラ。瓶を傾けたらそのまま全部出てきそう。
    甘いのり佃煮が好きならオススメ!

    ■第11エントリー 「つくだに屋 のり佃煮」マルシマ

    方向性としては「ごはんですよ!」の路線だと思う。酸味路線をひきつつも、「ごはんですよ!」より少しマイルドで、出汁の味の深みがある。
    そして「ごはんですよ!」よりも海苔感が強め。

    「ごはんですよ!」の味が好きなら、「つくだに屋 のり佃煮」にトライすることで、ステップアップできるだろう。
    あまり強い主張の無い味とも言える。

    さて、以上11エントリーののり佃煮を食べ比べしたわけだが、分かったのは

    • 佃煮としてどの方向性の味付けで行くか
    • 海苔感をどう出すか

    この2つがのり佃煮のキャラクターを決定しているということである。

    とはいえ良い海苔はそれだけ単価があり、原価を押し上げてしまうので、そこは佃煮としての味付けを濃い目にすることで、記憶に残るキャラクターを作る、といった感じだ。

    そのようなバランスの中で、今回のベストはこれに決定!

    「江戸むらさき 生のり」桃屋

    海苔感をしっかり味わえるし、味付けの主張がやや弱めに設定されていることが好印象。甘すぎず、しょっぱすぎず、酸っぱすぎず。

    僅差は、超ドライで有名な「大江戸日本橋 生のり」。これはもう、海苔として素晴らしいけど、少し海苔過ぎる所があり、やや上級者向けであった。

    というわけで、突然ののり佃煮食べ比べでした。

    Amazonお取り寄せ道「ウーケ ふんわりごはん」マストバイ

    レンジで2分、すぐに食べられるご飯といえば、サトウのごはんである。玄関開けたら2分でご飯!
    サトウのごはんは美味い!この業界のリーダーだけあって、よく出来てる!

    しかし、Amazonで2分ごはんの物色を続け、たどり着いた結論。それが…

    ウーケ ふんわりごはん

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    今のところ1個あたり79円で売られており、サトウの半額である。安かろう、そこそこだろう、みたいに期待もせずに注文したが、これが大当たり。

    めちゃめちゃ美味~い!

    雑味が無く、ほんのり甘いごはん。食感も素晴らしい。

    これが1個79円でホントにいいの?
    間違い無く2分ごはんシーンの革命児。

    買いだめ決定です。

    SNS鬼十則

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